思いっきりスピン体験! 安全で正しいドライビングを学べる「モビリタ・スペシャルエクスペリエンス」【モーターファンフェスタ】

2017年4月30日(日)、富士スピードウェイで「モーターファンフェスタ」が開催されました。

様々なプログラムがある中で「おっ!これはぜひやってみたい!」と思ったのが、安全で正しいドライビングのための体験型講習会「モビリタ・スペシャルエクスペリエンス」。

「モビリタ・スペシャルエクスペリエンス」は、富士スピードウェイ内にあるトヨタ交通安全センターモビリタで行われている、交通社会の安全意識向上のための講習(通常約6時間)をぎゅぎゅっと凝縮し、約15分で体験できちゃうスペシャルプログラムなんです。

月2〜3回しか運転する機会がなく、自分のドライビングは正しいのか、クルマのことを理解しながら運転できているのか不安に思っていた私にとって、まさにピッタリな内容です。

2005年4月にオープンしたトヨタ交通安全センターモビリタは、3つのレクチャールーム、ラウンジやテラスを備えたコミュニケーションセンターに加え、国内最大級の10万m2のフラットコース、35度バンクや低ミュー路をもつ専用コースなど、教室での講義だけでなく、多様な安全運転実技講習を実施する為の設備も充実しています。

会場につき、まずはアルコールチェック。実はアルコールチェックをしたのは初めてで、お酒を飲んでいないのになぜかドキドキしちゃいました。結果はもちろんゼロ(お仕事中だから当たり前)!

今回試乗するのは、トヨタマークX。インストラクターは藤田孝博さんです。藤田さんは過去にGT、F3に出場していたプロドライバーで、現在はインストラクターの研修を行いながら、このようなイベントでは実際に隣に乗って指導してくれます。

最初は藤田さんの運転でコースを一周周り、講習内容と今回体験するABS(アンチロック・ブレーキ・システム)とVSC(車両安制御システム)について詳しく説明を受け、いよいよ運転席に座ります。

まずはドライビングポジションのチェック! ブレーキを深く踏み、シートの奥に腰を付けハンドルの一番上を持ち肘が軽くまがる位置にシートを調整し、そしてヘッドレストに頭がしっかりと付いているかを確認します。

シートをしっかり合わせたところで、講習のスタートです! 一つ目に体験したのは、車輪のロックを防ぐABS。路面の状態にかかわらず安定して止まることができ、またブレーキをかけながら障害物を回避することができる装置です。

時速50kmからフルブレーキングをし、前にある障害物をよけながらしっかりと停止するこができるか、そしてABSを早く効かせるにはどのようにしたら良いのか教わります。

ABSを早く効かせるには、アクセルからブレーキへ素早く踏みかえ、止まるまで強くしっかり踏み続けることがポイントなのですが、実際にやってみてびっくりしたのが、自分がもしもの時に取る行動。

フルブレーキングはもちろん初めての体験で、恐怖のあまり目をつぶって、しかもブレーキを踏み切れていないことが判明したのです! おかげで、障害物を回避できず……。

ここでは大丈夫ですが、実際に公道でこのような事態が起きてしまったら、と思うと本当に恐ろしいです。何度かチャレンジしたのですが、障害物の回避方法も指導してもらい、ようやく障害物をよけ、無事に停止することができました(目もしっかり開けられるようになりました)!

そして、もう一つ驚いたのがブレーキの感触。踏み続けているとブレーキペダルにコツコツという振動が伝わってきて、もしかして壊しちゃった!? とドキッとしたのですが、これが正常の動作なので大丈夫とのことでした。良かったー!

この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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