トヨタの「コースター」が4代目へとフルモデルチェンジしました。
日本だけでなく、世界的なマイクロバスのトップランナーという同モデルがフルモデルチェンジしたのは、なんと24年ぶり。ですが、日本では2017年1月23日から発売される新型コースターの電装系は、非常に保守的に見えます。
ヘッドライトは全グレードでハロゲンタイプが標準で、HIDやLEDの設定はありません。もちろん、テールランプもすべて電球タイプとなっています。
その理由について
「新興国で貴重な移動手段として利用されているコースターは、どの地域であっても容易に修理できる(部品供給が期待できる)ことを考えている」
からだといいます。たしかにLEDヘッドライトは球切れの心配がないというのがセールスポイントですが、故障まで考えるとオーソドックスなハロゲン球にするという結論に至ったといいます。
まさに、コースターに求められるグローバル視線でのメンテナンス性を象徴する選択といえそうです。