最近では、ピンクのボディカラーといえばクラウンを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか? ほかにもヴィッツや軽自動車などに設定されていますが、カラーを含むデザインで選ばれることが多いザ・ビートルには、今までピンクのボディカラーが設定されていませんでした。
11月9日、300台限定で発売された特別限定車の「#Pink Beetle(ハッシュタグピンクビートル)」は、フォルクスワーゲンやビートルのファンの声によってネーミングされた、ピンクのボディカラーをもつモデル。
目を惹くのはボディカラーだけでなく、VWのモデルラインアップの中で初めてモデル名に「#=ハッシュタグ」が付くモデルだそうですが、車名に#(ハッシュタグ)が付くというのはほかにもほとんど見かけたことがありません。
同モデルは、2015年のニューヨークオートショーでコンセプトカーとしてデビューして以降、ソーシャルメディアを中心に世界中で話題を集め、限定車として日本に導入されました。
正式には「フレッシュフクシアメタリック」というボディカラーで、鮮やかな発色がとても印象的なフクシアの花(日本ではホクシャとも呼ばれるそう)をイメージ。
ベース車は「The Beetle Design」で、ブラック塗装されたドアミラー、サイドモールディングがアクセントになっているほか、リヤスポイラーと専用の17インチアルミホイールを装備することでキュートなだけでなくスポーティなイメージも付与されています。
一方の内装は、ゴルフ、ポロでお馴染みのスポーティグレード「GTI」専用のタータンチェックをピンク色にアレンジしたファブリックシートを採用するなど、ピンクを差し色としたコーディネイトになっています。
また、ベース車ではオプションになる「ブラインドスポットディテクション(後方の死角を検知してドライバーに警告を発する機能)」や「リヤトラフィックアラート(後退時警告・衝突軽減ブレーキ機能)」を標準化するなど安全面も強化されています。
ほかにも、人気オプションの「バイキセノンヘッドライト(ハイトコントロール機能付)」や純正ナビゲーションシステム「716SDCW」を標準とするなど、装備も充実。「#Pink Beetle(ハッシュタグピンクビートル)」の価格は307万円で、300台限定となっています。
(塚田勝弘)