「エアレース中継観戦のポイントは?」室屋選手にエアレースの気になる点をインタビュー

シーズン報告会の際、デモフライトの終了後に単独でお話を聞く機会がありましたので、室屋選手に気になる点をお伺いしました。

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──  千葉戦の当日に、スーパーGTのSARDチームとの提携で改良したホイルパンツ(スパッツ)を装着することで0.1~0.2秒タイムアップしたと伺いました。その後の決勝で0.1秒差でファイナル4に優勝。正に提携効果があった訳ですが、その後も提携によるパーツ投入は行われているのでしょうか。

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千葉戦の後にも改良されたパーツは見える所そうでない所を含めてほぼ毎レース投入されています。アスコットとラスベガスはコースレイアウトが昨年と同じだったのですが、アスコットでは2秒のタイムアップをしています。機体はどんどん進化していて、シーズン中だけでなくシーズンオフも開発競争は続いています。昨年終盤の懸案であった、勝ち進むにつれてのエンジンや補機類のオーバーヒートも発生しなくなりました。

──  結局、今シーズン中にウイングレットは装着が許可されませんでした。そんな中、シリーズ最終戦で予選トップタイムを叩き出していますが、装着は諦めたのですか?

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予選ではタイムを出せていますが、余裕を保った状態での勝利という状態には辿り着けて居ません。他の選手のように小さなウイングレットを付ける事も可能ですが、それではあまり面白くない(開発中に一度認可されたが、担当者の交代後に不認可となった経緯があるため)。

若干根比べのようですが、小さなウイングレット装着を改めて開発するより、既に時間もコストもかけた申請中のウイングレットを装着できるように働きかけていきます。