軽自動車向けに4サイズ追加された「POTENZA Adrenalin RE003」の実力は?

2016年2月15日に軽自動車向けに4サイズ追加された「POTENZA Adrenalin RE003」。

得意とするハンドリングはもちろん、高い排水性によるウェット性能の向上、接地圧最適化ブロックにより偏摩耗を抑制するなど、単なるハイパフォーマンスタイヤにとどまらない工夫が凝らされています。

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軽自動車向けだけに、タイヤハウスがスカスカに空きがちな軽ならではの外観も配慮したスタイリッシュなサイド面のデザインも魅力。最も気になる走りは、センターからショルダーまでしっかり接地し、コーナリング性能を高めているのが特徴です。

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試乗時はドライだったためウェット路面での実力は確かめられませんでしたが、ステアリングなどから伝わってくるタイヤの情報量は多く、やや硬めの乗り味ですが、右左折時やレーンチェンジ、コーナーなどでもしっかりと路面を捉えている感覚は公道でも頼もしく感じさせます。

また、ステアリングを左右に切った時に即反応するレスポンスの良さも実感できました。

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乗り比べたエコピアの「EX20C」でも普通に街中を流すぶんには、何ら不足はないでしょう(下写真)。

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「Adrenalin RE003」がターゲットにする軽のスポーティモデル、ブリヂストンでは一例としてスズキ・アルトターボRS、ホンダN-BOXカスタム、ダイハツ・ムーヴ・カスタムを挙げていますが、こうしたスポーティモデルも含めた多様化する軽自動車も含めて、隙間を埋めるかのごとく商品を用意しているのは、シュリンクしている日本の市場だけに正直よくできるよな、と考えてしまいます。

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軽自動車のタイヤはまずはエコカーが大半でしょうから、「エコピア」を主軸に、このポテンザ「Adrenalin RE003」、静粛性や快適性、ハンドリングにも配慮されているレグノの初の軽自動車向け「GR-Leggera」と、軽カー向けタイヤも万全の構えといえそうです。

(文/塚田勝弘・写真/小林和久)【関連記事】

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この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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