28回目を迎えたヒストリックカーのイベント「テクノ クラシカ エッセン」が今年も開催され、ランドローバーからは(Series I/シリーズⅠ)が出展されました。
シリーズⅠは1948年に初披露され、民生用だけでなく軍用としても活躍。今回レストアされたシリーズⅠはなんと25台。
これらの車輌は博物館にズラリと展示されるのではなく、「Rebornイニシアチブ」を掲げ、ランドローバー・クラシックから直接購入できるというから驚きです。買えるんですね!
どうやって25台かき集めたのか気になりますが、ランドローバー・クラシックの専門チームが長年の経験を活かし、ランドローバーのグローバル・ネットワークから25台分のシリーズ1のシャーシを確認し、1948年当時の製造されていた仕様に沿って完全にレストア。
正真正銘のランドローバー車であることを保持するために、ランドローバー・クラシックのパーツのみが採用されているそうです。
さらに、「ライトグリーン」、「ブロンズグリーン」、「RAFブルー」、「ドーブグレイ」、「ポピーレッド」という生産当時の5色から選択が可能というこだわりよう。
また、英国ソリハル工場にある初代ディフェンダーの製造センターに、ランドローバーの新しいクラシック・ワークショップが設けられ、この希少なシリーズⅠのレストア工程を最初から最後まで見学できるそうです。
イギリス、そしてランドローバーのクルマ文化の奥深さを感じさせるシリーズⅠのレストア、そして販売。
日本でもこうした販売がされれば話題を集めそうですが、旧い車ほど税金が高くなる現状では、根付きそうにはないでしょうか…
(塚田勝弘)