20代というと、まだ学生だったり社会の新参者ということもあって、経済的な“ゆとり”はないのが一般的。とはいえ、そのわずかなお金を自由に使える貴重な時期でもあります。
だからこそ、実用性よりも走りやスタイルに特化した趣味性の高い一台はいかがでしょう?
ホンダ S660
この春、モーターショーでコンセプトが登場する度に話題を呼んだ“あのモデル”が、遂に市販化されました。それが「ホンダ・S660(エスロクロクマル)」です。
いかにもなルックスどおり生粋のスポーツモデルである「S660」は、なんと軽自動車!!
維持費が普通車と比べて安い点も見逃せませんが、クルマ初心者でも性能をフルに発揮する楽しさを味わえる稀少な一台です。
とくに、エンジンを車体の中央寄りに配置し後輪を駆動させる“ミッドシップレイアウト”を採用することで、低重心と低慣性を高いレベルで実現。
また、軽自動車では初となる6速MTを搭載。もちろん、AT限定免許でも運転できるCVTも用意されています。
マツダ ロードスター
1989年(平成元年)に初代ロードスターが誕生してから25年を迎える2015年。ついに「マツダ・ロードスター」が4代目へとフルモデルチェンジします。
新型「ロードスター」の魅力は、最近のマツダ車で好評を博する“魂動デザイン”と“SKYACTIV”も挙げられますが、やはり初代から貫かれる“人馬一体”と表される走りの素直さでしょう。
ドライバーのイメージ通りに「走る・曲がる・止まる」感覚の気持ちよさは、クルマ好きなら思わず膝を打ちたく鳴るような、まさにクルマを操ることの醍醐味そのものと言えます。
トヨタ・86&スバル・BRZ
ミニバンやハイブリッドカーなどの実用性重視のモデルが脚光を浴びていた時代に、久しぶりに投入された国産スポーツカー。それが、「トヨタ・86(ハチロク)」と「スバル・BRZ」です。
2ドアならではの不便さから敬遠されがちですが、「86/BRZ」は実用性についても配慮されており、前席の形状を工夫することで大人2人が乗っても十分なスペースを確保した後席や、トランクも日常生活では困らない容量を用意。
走りについても、低重心に貢献する水平対向エンジンを搭載するほか、後輪を駆動させるFRを採用することで加速とコーナリングに優れるなど、乗っているとついつい頬が緩んでしまうような楽しさが感じられます。実用的なスポーツカーとして注目の1台です。