【リアル車将棋】会場が西武ドームになった意外な理由とは?

ニコニコ動画「電王戦」とトヨタのコラボレーションの壮大な将棋戦、「リアル車将棋」。その会場となった西武ドームには55m×33.3mという超巨大な将棋盤が設置されています。

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広さだけなら東京ビッグサイトでも幕張メッセでもインテック大阪でもよさそうな気もしますが、この会場選定には実は大きな理由があったのです。

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リアル車将棋は、文字通りクルマが駒となり対戦する将棋です。当然ながらエンジンをかけて走るわけです。クルマにはガソリンや軽油などが積まれていますし、MIRAI以外は排気ガスも排出します。

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 例えば東京ドームだと建物を完全に密閉して気圧でドームの天井を保持していますが、西武ドームは構造物として天井を保持しているために閉鎖・密閉されていません。そのため施設的には屋外の扱いとなるためにクルマのエンジンをかけて走らせることができるということなのです。

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どんなに巨大な施設であっても屋内では搬入以外は、エンジンをかけての走行はできないとのことで、この企画がスタートしてから会場選びは難航していた模様です。また完全な野外では天候に左右されます。つまり、西武ドームは、この企画にとって奇跡のような施設であったといえます。

対戦の当日は外ではミゾレ交じりの雨という天候。よく風が通るのでかなり寒いですが、雨の影響だけはありません。対戦する棋士の陣にはDENSO製のセラミックヒーターや、ヒーターつきの座布団で寒さ対策もされています。

そんな興味深い世紀の対決「リアル車将棋」に対戦結果はニコニコ生放送で閲覧できます。

■電王戦×TOYOTA リアル車将棋
http://live.nicovideo.jp/watch/lv199844325

(松永和浩)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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