ふーん。ドイツ人はこうするのか……。
ドイツのデュッセルドルフ空港の駐車場に、駐車ロボットが登場しました。クルマのタイヤ部分に、横からフォークを差し込んでクルマを持ち上げ、駐車スペースに置いてきてくれるというものです。ドライバーは入口でクルマを預けるだけ。しかもロボットは横からクルマを運ぶので、普通に駐車するよりも間隔を詰めて駐めることができます。スペースの節約にもなるというわけです。
この駐車ロボット、日本にはありませんよね。その代わり、日本には立体駐車場というシステムがあります。私も以前取材したことがあるのですが、日本の立体駐車場はドイツの駐車ロボットとは真逆の考え方だと思います。
立体駐車場は、建物ごと駐車装置に換える。コストはかかりますが信頼性は高い(事故の可能性が低い)。また入庫も出庫もスピーディなんじゃないかと思います。ドイツの駐車ロボットは、建物は従来のままで中で働くロボットによって自動化する。コストは低く抑えられるでしょうが日本の立体駐車場より事故の可能性が高そうなのと、出入庫に時間がかかりそうです。
ただ、ロボットの信頼性が十分に上がれば、駐車ロボットを使ったほうが、従来の駐車場をそのまま使って低コストで自動化できそうですね。この先どうなっていくんでしょうか?
日本の立体駐車場はこんな感じです。
(まめ蔵)