パリ郊外に女性による女性のための自動車整備工場「Only Girls」(オンリー・ガールズ)がオープンしたそうです。
海外メディアによると、フランスでは自動車修理工場に女性がクルマの修理で訪れると長く待たされたり、男性客に比べて修理代を高目に取られたりと、ナメられる事が多いようで、そうした不満を持つ女性達に「Only Girls」は人気なのだそう。
その秘密はショップ名が示すとおり女性スタッフが中心の修理工場で、交換した部品について女性にも判り易く説明してくれる模様。
待合室の壁紙に藤色を配したり、ゆったり寛げるソファーを設置するなど、女性が好みそうな雰囲気を演出。 また店内にはカフェが有り、女性にとって嬉しいマニキュアやマッサージのサービスも。
オープン後1カ月間に来店した顧客のうち2/3が女性だったと言います。
フランスではスポーツクラブや保険会社、クレジットカードなどで女性を対象にしたサービスが沢山有るそうですが、この種のマーケティングではイギリスなどに比べてまだまだ遅れているのだとか。
とは言え、職に就くのが困難なおり「Only Girls」の女性整備士達にとってここで働けることは思いもよらない朗報だった模様。
日産自動車も先日、点検・整備などのサービス業務を含め、女性スタッフが中心の販売店を全国総店舗数の1/3にまで拡大する「レディ・ファースト戦略」を発表しましたが、皮切りとなった1号店では店長も女性という本格派。
その点、「Only Girls」ではマネージャー職は男性が担当している状況。
安倍政権が女性の活躍に期待する中、日本のみならず、フランスでも女性が主役の職場がクローズアップされる風潮が芽生えつつあるようで、世の男性達もウカウカできない時代になって来ました。
■Only Girls auto Webサイト
http://www.onlygirls-auto.fr/
facebook
https://www.facebook.com/Onlygirlsauto
【画像をご覧になりたい方はこちら】 https://clicccar.com/2014/06/25/260105/