これがコスワースの実力なのか!33馬力アップが序の口だと!?
かつてはF1のエンジンを独占的に供給していたこともあるレーシングエンジンの名門ファクトリー、コスワースが86/BRZの市販車向けエンジンチューンを行うことを発表しました。197bhp(英馬力)のFA20エンジンを、3つのステージに分けて「パワーパッケージ」と名づけたメニューを作り、最終的には380psも可能にするというものです。そして、そのなかの最初のステップであるステージ1がまず発表されました。
NAエンジンのパワーアップがどれほどむずかしいかご存じでしょうか? しかもエンジン本体には手をつけずに。過給器付きのエンジンはそんなにむずかしくありません。過給圧を上げればいいからです。しかしNAエンジンの場合、そのような直接的なパワーアップ手法はとれません。したがって、とことん効率を追求するしかありません。とはいえ、86/BRZはもともとスポーツカ−。それなりに効率は追求されているのです。
しかし、コスワースのステージ1パワーパッケージは、86/BRZのFA20エンジンを197bhpから230bhpに引き上げるそうです。動画をみるかぎり、その内容はEXマニホールド以降の排気系全般(触媒も含むのかな?)とECUの書き換えとなるようです。それだけで30馬力以上もアップできるのか! EXマニは4-2-1集合タイプですが、4本の部分がずいぶん長いですね。これはなにを意味するんでしょう?
このあとのステージ2、ステージ3も、この夏発表予定だそうなので楽しみです。ステージ2以降はやっぱり過給器をつけるのかな?
(まめ蔵)