「ミニ・スーパーレジェーラ・ヴィジョン」画像ギャラリー ─ イギリス+イタリアの融合

イギリス自動車文化のアイコンともいえる「MINI」に、イタリアのコーチビルダーがアクセントを加えたら……というテーマで生まれたコンセプトカー『ミニ・スーパーレジェーラ・ヴィジョン』が誕生しました。

ミニでありながら、2シーターのロードスターとして仕上げるという困難なテーマに立ち向かったデザイナーやビルダーは、そのボディをアルミのハンドメイドで生み出すことで、クラシカルかつエレガントなシルエットを実現したといいます。

そうして生まれた新解釈ともいえるボディですが、丸目ヘッドライトや6角形のグリル、グリルの中に置かれたアシストランプといったフロントマスクの構成要素は、55年もの伝統に裏打ちされた「MINI」らしさを十分以上にアピールしているということです。

インテリアはレザーとアルミ、ブラッククロームといった複数の素材を組み合わせることで独特のスポーティ感を演出。ミニであり、また英国的ロードスター的な雰囲気を持つコクピットとしています。

ショートオーバーハング、そしてトランクリッド上に置かれたシングルのテールフックといった古典的なスポーティデザインとしている「ミニ・スーパーレジェーラ・ヴィジョン」。そのパワーソースは電動というのもユニーク。いつまでも「MINI」らしさは生き続けるという宣言のようにも感じるデザインスタディ・コンセプトといえましょう。

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(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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