アウディS3セダンをベースに、2.5Lの5気筒TFSIを搭載し、386kW(525hp)/最大トルクも600Nm/2300〜6000rpmというハイパワーと大トルクを誇る「Audi A3 clubsport quattro concept(アウディA3クラブスポーツ・クワトロ・コンセプト)」が、5月28日から31日までオーストリアのヴェルター湖畔で開催される「ヴェルターゼー・ミーティング」で披露されます。
アウディS3セダンよりも10mmローダウンされ、9.5J×21サイズのアルミホイール、275/25R21タイヤ、370mm径のカーボンファイバーセラミック製フロントブレーキディスクを採用し、足元もかなりスポーティな雰囲気が濃厚。
わずか1527kgという軽量ボディは、全長4490mm×全幅1856mm×全高1382mm、ホイールベースは2631mm。
目を惹くマグネティックブルーの華やかなエクステリアも印象的ですが、フロントのシングルフレームグリルはマットアルミニウムで縁どられています。
さらに、エアフローが多くなるように改良されたグリルのハイグロスブラックのハニカムインサートには、「quattro」のバッジ付きで、フロント先端がグリルとLEDヘッドライト上にわずかにかかったボンネット上にはアウディのエンブレム「4リングス」が光ります。
シングルフレームグリルの下に伸びるのは、むき出しのCFRPのブレードを配置。レースカーのようにフロントスカートの下部にあるスプリッターは、フロントアクスルのダウンフォースを増加。
サイドビューにもシャープなアクセントが加えられていて、ブリスターフェンダーによりボディのショルダーは幅広くなり、同時にアウディの伝統的なクワトロモデルや現行のAudi RS 4 Avantを彷彿とさせるラインを描いています。
また、Cピラーの丸い燃料タンクキャップや小さいサイドミラーも、アウディのスポーツカーに典型的な要素で、サイドシルのトリムもすべてCFRP製が採用されています。
(塚田勝弘)