ピュアEVとレンジエクステンダー装着車を用意するBMW i3と、プラグインハイブリッドのi8。アメリカで生産されるカーボン製パーツは水力発電所のクリーンエネルギーを活用し、インパネやドアパネルはもちろん、じつはリモコンキーまで植物(自然)由来というこだわりぶり。BMW i3が「2014ワールド・グリーン・カー」を受賞したのもうなずけます。
BMWグループの「デザインワークスUSA」が開発したソーラーカーポート・コンセプトは、BMW iモデルの特徴的なスタイリングにマッチするコンセプトで、デザインやカラー、素材までこだわりが貫かれています。
ガラス製のルーフにはもちろんソーラーパネルが配置され、カーポートにはカーボンに加えて、持続可能な素材と考えられている竹を支柱に使用。
ソーラーパネルは、「ハイグレードガラス・オン・ガラスソーラーモジュール」と呼ばれる半透明のもので、高い耐久性と高エネルギー性を誇り、ヨーロッパで使用されるパネルの場合だと30年間の保証を提供。なお、ソーラーパワーにより発電された電気は、車両はもちろん、余剰分は家庭でも使えるそうです。
また、BMW i8を充電させると電気モードで約37kmの走行が可能で、プラグインハイブリッドスポーツのCO2排出量を削減することも可能です。
(塚田勝弘)