BMW iが持続可能な素材として選んだのは「竹」

ピュアEVとレンジエクステンダー装着車を用意するBMW i3と、プラグインハイブリッドのi8。アメリカで生産されるカーボン製パーツは水力発電所のクリーンエネルギーを活用し、インパネやドアパネルはもちろん、じつはリモコンキーまで植物(自然)由来というこだわりぶり。BMW i3が「2014ワールド・グリーン・カー」を受賞したのもうなずけます。

bmw_i3_i8_04BMWグループの「デザインワークスUSA」が開発したソーラーカーポート・コンセプトは、BMW iモデルの特徴的なスタイリングにマッチするコンセプトで、デザインやカラー、素材までこだわりが貫かれています。

bmw_i3_i8_02ガラス製のルーフにはもちろんソーラーパネルが配置され、カーポートにはカーボンに加えて、持続可能な素材と考えられている竹を支柱に使用。

ソーラーパネルは、「ハイグレードガラス・オン・ガラスソーラーモジュール」と呼ばれる半透明のもので、高い耐久性と高エネルギー性を誇り、ヨーロッパで使用されるパネルの場合だと30年間の保証を提供。なお、ソーラーパワーにより発電された電気は、車両はもちろん、余剰分は家庭でも使えるそうです。

bmw_i3_i8_03また、BMW i8を充電させると電気モードで約37kmの走行が可能で、プラグインハイブリッドスポーツのCO2排出量を削減することも可能です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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