ランドローバー・ディスカバリーやランドクルーザーなどのヨンク系、初代RAV4やハリアーなどの乗用系に大別できるSUVですが、レンジローバー・イヴォークの登場によりコンセプトもスタイリングもその境界があいまいになっている印象を受けます。
4代目にスイッチした新型ジープ・チェロキーは、ひと目でジープと分かるものの、とくにフロントマスクは新しさに満ちています。
伝統の7本縦型グリルは健在ではあるものの、その造形はスマートかつモダンなもので、ヘッドライトは、一番上がLEDクリアランスランプで、とてもスリムにデザインされています。中央がヘッドライトで、一番下がフォグランプという3段構成。
先代まではフロントグリルとフードが分かれていましたが、両者を一体化にすることでより滑らかなフロントマスクを表現。
ジープで初めて、水が滑らかに流れ落ちるようなフード形状を描いた「ウォーターフォールフード」が採用されています。
インテリアは質感向上とエモーショナルなデザインを目指したというだけあって、先代よりもセンスよく、現代的に生まれ変わっています。
アダプティブクルーズコントロールをはじめ、車線逸脱警報や縦列/並列パークアシストなどの安全装備や快適装備も充実しています。
(塚田勝弘)