ルノー「キャプチャー」は毎日を楽しくするクルマ

昨年はルノー・ルーテシアで最新のルノー・デザインやカラーリングの巧みさを再認識させられましたが、ルノーの魅力はなんといっても日本車とは別次元の乗り心地の良さでしょう。まずは、試乗記の前にアウトラインをご紹介します。

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ルノー・キャプチャーは、2011年の東京モーターショーでも出展されたコンセプトカー「CAPTUR」がありましたが、デザインも別に起こされただけあって、単にルーテシアを大きくしてクロスオーバー化したのではない、まとまりの良さを感じさせます。

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全長4.2m前後のコンパクトなクロスオーバーSUVは、ほぼ同時にデビューしたプジョー2008、日本車勢ではホンダ・ヴェゼルのほか、少し短い日産ジューク、さらにフォード・エコスポーツやメルセデス・ベンツのGLA、マツダCX-3など今後もニューモデルが続々と登場する見込み。また、MINIクロスオーバーという人気モデルもあります。

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さてルノー・キャプチャーは、全長4125×全幅1780×全高1565mmで、日本でも取り回ししやすいサイズ。

2トーンボディカラーや17インチアルミホイール、取りはずし可能なシートカバーなどが標準の「インテンス」が259万8000円、ワントーンカラーと16インチアルミホイールを履く「ゼン」が249万8000円で用意されています。

見た目は断然2トーンカラーの「インテンス」が魅力的に映りますし、価格差は10万円ですから「インテンス」を選ばない手はないように思えますが、「2トーンではなく、ワントーンカラーがいい」というニーズを逃さない戦略のようです。

手間の掛かる2トーンカラーは有償色が多いですが、ルノー・キャプチャーは「2トーンカラーありき」で考えられていたそうで、追加料金なしで選べるのもうれしいところ。

エンジンはルーテシアと同じ1.2Lの直噴ターボで、DCT(デュアルクラッチ)が組み合わされます。

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インテリアはルーテシアとは異なるデザインで、ルーミーな空間が広がります。荷室も使いやすく、自立させられるラゲッジボードを開口部下側と同じ高さにすることで積みやすさに配慮しています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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