若いときって時間がありあまってましたよね? そのせいか、ふと思いついてなにかに挑戦してみると、あとから考えればぜんぜん大したことじゃないのに、”すごいことをやりとげた感”があったりしたもんです。ってオレだけ?
私だけじゃなかったようなのは、このCMを見るとわかります。仰々しいBGMにのって若者がホームセンターから意気揚々と引き上げてきます。どんなたいそうなことをやるのかと思えば、ただの日曜大工。しかし、その若者にも困難が待ち受けていました。そう。マイナスドライバーがなかったのです。しかし、若者はくじけません。さっそうとシボレー・クルーズに乗り、ふたたびホームセンターにマイナスドライバーを買いに行って、見事にミッションを達成します!
あー、こういうことあったわ。若いころ。ただ日曜大工を仕上げただけなのに、世界初の偉業を成し遂げたような達成感をおぼえたりして。こういう「アホ男子」ならではの感覚って、みんなあるんですかね?
ところで、このシボレー・クルーズのCMは、MOFILMというビデオコンテストを通じて公募したものの1位に輝いた作品だそうです。個人的に、やっぱり1位がだんぜん面白いと思いますが、2位以下は心温まる作品が入賞しています。いちおう紹介しておきます。
上が2位の作品。デートの誘いに、その場ではこたえられなかったバリスタの女性が、カップに電話番号を書いて渡したというものです。
上が3位の作品。高飛び込みをする娘とその父親を描いています。
上が4位の作品。お総菜やさんをはじめた女性がケータリングサービスで成功するエピソードです。
そして5位は初めて靴紐を結ぶのに成功した女の子を描いています。
(まめ蔵)