約9か月で1万台。ヒットモデルなら軽く1か月で売れてしまう台数ですが、そこはイタリアのマセラティですから事情が違います。トリノ市グルリアスコの新工場「アッヴォカート・ジョヴァンニ・アニェッリ」で11月12日、当初の目標であった10,000万台の生産をクリア。
総面積10万3000平方メートル、1500名の従業員が働く、この新工場のネーミングですが、聞いたことがある方もいらっしゃると思います。そう、フィアットの元名誉会長。
今年1月30日に開設された同工場は、「クアトロポルテ」と「ギブリ」のラグジュアリーセダンを生産し、その他のモデルはモデナの工場で引き続き生産されています。
新工場は二交代制で、現在2モデル合計で1日140台という高い稼働率を誇っており、「クアトロポルテ」は8200台、7月下旬から開始した「ギブリ」は1800台以上の生産台数になっています。
(塚田勝弘)