[現地画像]スバルのスポーツフラッグシップ新型WRXがアメリカで公開【ロスアンゼルスオートショー2013】

フロント周りの画像だけが公開され、11月20日に開幕するロスアンゼルスオートショーにて世界初公開されるとアナウンスされていた、スバルのフラッグシップスポーツモデル「WRX」の新型モデルがついにショーデビューを果たしました。初代WRXからの伝統を受け継ぎ、実用性も兼ね備えた4ドアスポーツセダンとして新たなステージへ上がっています。

2013_LA_SUBARU011

開発コンセプトは、「Pure Power in Your Control」と宣言されています。

その構成要素は、まさに現在のスバルが持つ最高のアイテムをマッチングさせたといえるものです。

2013_LA_SUBARU022

エンジンは、優れた環境性能と日本仕様では300馬力にも達しているボクサー2.0リッター直噴ターボエンジン。従来の北米仕様では、2.5リッターボクサーターボに5速MTの組み合わせでしたから、全体にパフォーマンスアップにつながっているといえます。

ボディは走りに影響する各部剛性を最適化すると同時に、高張力鋼板を適切に用いることで衝突安全性と軽量化をバランスさせています。ホイールベースの延長によってリヤシートを中心とした居住性アップも実現しています。

駆動方式は、当然スバルのアイデンティティでもある「シンメトリカルAWD」。マルチモードVDC、アクティブトルクベクタリングといった電子制御を加えることで、よりクルマを操る愉しさを向上させているといいます。

操るという部分では、2.0リッター直噴ターボに、6速MTをコンビネーションさせているのも見逃せません。また、2ペダルはチェーン式CVTによるスポーツリニアトロニック。こちらは8速マニュアルモードを持ち、2ペダルでもWRXの目指した、意のままにコントロールできる感覚を強めているようです。

WRX専用に音響チューニングされたharman/kardon製オーディオシステムを搭載するなど、走りのフラッグシップにふさわしい快適性も備えているということです。

2013_LA_SUBARU021

●新型WRX主要スペック(北米仕様)
全長:4595mm
全幅1795mm
全高:1475mm
ホイールベース:2650mm
エンジン:2.0ℓ水平対向直噴ターボ“DIT”エンジン
排気量:1998cc
トランスミッション:6MT、スポーツリニアトロニック
最高出力:268hp/5600rpm
最大トルク:258lb.-ft./2000-5200rpm
タイヤサイズ:235/45 R17
乗車定員:5名

■関連記事
スバル新型WRXをアメリカで世界初公開【ロスアンゼルスオートショー2013】
https://clicccar.com/2013/11/12/235959/

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる