他社が15分とあわただしいなか、2輪4輪合同で行われたホンダのプレスブリーフィングは、たっぷり30分とられた、余裕のあるものでした。
そのおかげで、ワールドプレミアのコンセプトカーもゆったりと紹介できたようです。
さらにホンダが親切なのは、すべてのコンセプトカーに、デビュー時期を明記してきたこと。こんなに明らかにしていいの? というくらいのピュアなハートのマニフェストでした。
いちばんの注目株は「S」シリーズの復活、S660です。
こちらは、「2015年量産化」と明言していました。
コペンと並んで「軽自動車オープンカーが揃い踏み」になるのは、あと2年近く待つようです。S660に恋い焦がれている方には、かなり長く感じるかもしれません。
さらに、ブリーフィングのおまけとして、現在開発中の来期F1用のエンジンの開発風景&全開のエンジン音までも披露するというサービスっぷり。こちらはほんの数秒だけの貴重な体験でしたが、モーターアシストと思われる高周波はたしかに聞こえ、ちょっぴり鳥肌が立ったことを報告しておきます。
(畑澤清志)