300馬力のVWゴルフ「R」がもうすぐ登場!

7代目となったフォルクスワーゲン・ゴルフに、あのフラッグシップが登場します。

そうです『ゴルフR』です。そのデビュー時期とエンジンスペックなどが正式発表されました。

2013Golf-R_IAA101

 エンジンは新しい2.0リッターTSI(直噴ターボ)で、最高出力は旧ゴルフRに対して30馬力アップの300馬力(221kW)、駆動方式は第5世代のハルデックスカップリングを使ったフルタイムAWDとなります。

変速機は、6速MTと6速DSG(ツインクラッチ・2ペダル)を用意。0-100km/h加速はMTが5.1秒、DSGは4.9秒と発表されています。ちなみに旧ゴルフRでは5.7秒だったということです。

こうして確実にパフォーマンスアップしていますが、環境性能も大きく改善されています。DSGにアイドリングストップや減速エネルギーを利用した発電システムなどを装備したグレードでの燃費性能は、EUモードで6.9L/100km(約14.5km/L)。これは旧ゴルフRの8.4L/100kmに対して18%の改善となっています。

エクステリアでは、バンパー、サイドシル、18インチアルミホイールなどで標準のゴルフと差別化、新設計されたLEDデイタイムランニングライトの作る表情も、フラッグシップに相応しいものといえそうです。

インテリアにおいても、ファブリックとアルカンターラのスポーツシート、本革3スポークスポーツステアリングホイールなどでスポーティな雰囲気を強めています。さらにタッチスクリーンによる空調やオーディオのコントロールは高級感をプラスしています。

2ドアと4ドアが用意されるというゴルフR 、その発売は2013年の第4四半期とアナウンスされています。 

 

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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