7代目となったフォルクスワーゲン・ゴルフに、あのフラッグシップが登場します。
そうです『ゴルフR』です。そのデビュー時期とエンジンスペックなどが正式発表されました。
エンジンは新しい2.0リッターTSI(直噴ターボ)で、最高出力は旧ゴルフRに対して30馬力アップの300馬力(221kW)、駆動方式は第5世代のハルデックスカップリングを使ったフルタイムAWDとなります。
変速機は、6速MTと6速DSG(ツインクラッチ・2ペダル)を用意。0-100km/h加速はMTが5.1秒、DSGは4.9秒と発表されています。ちなみに旧ゴルフRでは5.7秒だったということです。
こうして確実にパフォーマンスアップしていますが、環境性能も大きく改善されています。DSGにアイドリングストップや減速エネルギーを利用した発電システムなどを装備したグレードでの燃費性能は、EUモードで6.9L/100km(約14.5km/L)。これは旧ゴルフRの8.4L/100kmに対して18%の改善となっています。
エクステリアでは、バンパー、サイドシル、18インチアルミホイールなどで標準のゴルフと差別化、新設計されたLEDデイタイムランニングライトの作る表情も、フラッグシップに相応しいものといえそうです。
インテリアにおいても、ファブリックとアルカンターラのスポーツシート、本革3スポークスポーツステアリングホイールなどでスポーティな雰囲気を強めています。さらにタッチスクリーンによる空調やオーディオのコントロールは高級感をプラスしています。
2ドアと4ドアが用意されるというゴルフR 、その発売は2013年の第4四半期とアナウンスされています。
(山本晋也)