映画『世界最速のインディアン』はご覧になったでしょうか? アメリカ・ソルトレイクで毎年行われる最高速アタック「ボンネビル・スピードウィーク」を舞台に、1920年製のインディアン・スカウトで記録に挑戦しつづけたニュージーランドの男性の実話をもとにした2005年の映画です。
モデルとなったバート・マンロー氏は1960年代に、60歳を過ぎてから世界記録を樹立したのですが、その役をアンソニー・ホプキンスが好演している、哀愁、ロマンあふれる名作だと思います。
またインディアン・モーターサイクルは、20世紀半ばには会社を解散し、その後はかろうじてブランドは残っていたものの、なかなか本格的に復活できなかったのですが、2000年代に入ってから、やや元気を取りもどしてきたようです。
そして製作されたのがこのマシン。その名も「ザ・スピリット・オブ・マンロー」。そう『世界最速のインディアン』の主人公、バート・マンロー氏に敬意を表し、そしてこれからのインディアン・モーターサイクルの活力となるために作られたスペシャルマシンです。
バート・マンロー氏のインディアン・スカウトを彷彿とさせる流線型のボディに、最新のエンジンを積んだ、その「ザ・スピリット・オブ・マンロー」が、5月にカリフォルニアで走行したときの模様がこの動画です。映画をご覧になったかたでないとピンとこないかもしれませんが、バイク乗りのロマンを感じる映像です。もちろん、ご覧になっていないかたには、映画『世界最速のインディアン』(2005年アメリカ・ニュージーランド)おススメですよ。
(まめ蔵)