インディカー・シリーズに参戦して4年目を迎えた佐藤琢磨が、参戦52戦目にして日本人初のポディウムの頂点に立ちました!
会場は第3戦のロングビーチが市街地特設コース。予選は4番手で、アウト側グリッドからスタートするとすぐに3番手にポジションを上げ、23周目に昨年のチャンピオン、ライアン・ハンターレイをパスし、2番手に上がります。
そして、翌周にはポールポジションからトップを守っていたダリオ・フランキッティがピットインし、ピット作業にも時間がかかる幸運もあってトップに。
2番手に5秒差をつけてファイナルナップの80周目に入ると、後方グループにアクシデントが発生したことで、チェッカーフラッグとイエローフラッグが同時に振られる中、トップチェッカーを受けました。
これまでの日本人の最高位は、武藤英紀と佐藤琢磨の2位が最高でしたが、ついにアメリカンモータースポーツの頂点に立ったわけです。
佐藤琢磨はB・A・Rホンダ時代にF1で3位に入っていますが、優勝となるとF1に参戦する前の2001年のマカオGPにまでさかのぼります。
今回の優勝で総合獲得ポイントも93に伸ばし、H.カストロネベスの99ポイントに続く2位と、まだまだ13戦も残す序盤ではありますが、ドライバーズチャンピオンも期待したくなる快挙です!
(塚田勝弘)