日産は、ニューヨークオートショーにおいて、3列シートSUV「パスファインダー」に、2.5リッター直4スーパーチャージャーエンジン+デュアルクラッチ・ワンモーターのハイブリッドを追加することを発表しました。
パスファインダーとは、かつて日本国内向けとしては「テラノ」という名前で販売されていたSUVの海外モデル。現在はパワートレインを横置きにした、3列シートのクロスオーバーという位置づけになっています。 そのパワートレインに、従来までの3.5リッターV6に加えて、2.5リッターのハイブリッドシステムを搭載するというわけです。
搭載されるハイブリッドシステムは、2.5リッター直列4気筒スーパーチャージャーエンジンに、日産の特徴的なワンモーター・デュアルクラッチ+エクストロニックCVTを組み合わせたもの。
システム出力は250馬力、最大トルクは243lb-ft(役330Nm)で、V6エンジンに匹敵するパフォーマンスを持ちながら、燃費性能は24%程度の改善をしているということです。
また二次電池にはリチウムイオンバッテリーを使っていますが、3列目シート下に収めることで居住スペースへの影響は最小限に抑えていることもアナウンスされています。
北米市場での発売は2013年晩夏、価格はV6ガソリンモデルに対しておよそ3000ドルのアップになるということも、あわせて発表されています。
(山本晋也)