欧州を主戦場にしてきたマツダは、欧州車のような塊感や質実剛健さを重視してきました。フラッグシップとして誕生した新型アテンザも、ダイナミックな造形と堅実な使い勝手、そしてフルスカイアクティブ技術による高い基本性能を備えてデビュー!しかもどの仕様を選んでも、異なる個性に仕上がっているのが持ち味となっています。
■特徴:ディーゼルターボで新風を吹き込んだマツダのフラッグシップ!
新型アテンザには、ロングホイールベースで後席居住性を向上させたセダンと、ホイールベースは短めながら荷室が長いワゴンの2タイプがあります。エンジンは、タコ足排気による高圧縮化によってパワーと燃費を両立した2Lと2.5Lガソリン、また低圧縮化でNOx低減とレスポンスを両立した2.2Lディーゼルターボの3種から選べます。ミッションも6ATに加えて、ディーゼルでは6MTを用意。更に最新の回生充電システム「i-ELOOP」では、キャパシターを採用してエンジン負荷を軽減し、燃費改善を実現しました。
■使い勝手:フラッグシップに相応しいゆとりと安心感、そして操作性を追求 !
インパネは、横基調のオーソドックスなレイアウトながらきめ細かい造り込みで、安心感と高級感を両立。セダンとワゴンでホイールベースを造り分けたのも、それぞれのボディでフラッグシップに相応しいゆとり空間や広いラゲッジルームを実現するためです。操作性では、ドライビングを優先した低く安定した運転姿勢を追求すると共に、6ATのマニュアルモードには「前ダウン&後アップシフト」を採用。マツダらしく、走りへのこだわりを貫いています。AT全車にパドルシフトが装備されるのも嬉しいですね。
■バイヤーズ:野太いトルクのディーゼルを、豪華装備のLパッケージで乗るのがイチオシ!
新型アテンザの価格帯は250万〜340万円で、6ATはセダンもワゴンも同じプライスです。ガソリン仕様の「20S」は廉価版ながらなかなかの充実振り。更に「25S Lパッケージ」になると、2.5Lエンジンや安全支援システム「i-ACTIV SENSE」に加えて、19インチアルミや本革シートまで標準装備。まさにリニアなフィールが好きなガソリン派にオススメです!一方販売の7割以上を占めるディーゼルは、ガソリン仕様の40万円高(6MTなら「XD」でプラス約10万円)。新感覚の野太いトルクを豪華装備で堪能するなら「XD Lパッケージ」がイチオシ!です。
新型アテンザは「ボディ×エンジン×ミッション」で幾通りかの組合せがありますが、どの仕様も個性に溢れた役者揃いで目移りしてしまいそう。マツダディーラーではセダンとワゴン、ガソリンとディーゼルをそれぞれ試せるように、試乗車を複数配備したり店舗間で融通して用意してくれます。特にガソリンとディーゼルでは走りの世界が全く違いますから、是非乗り比べてみて下さい。
■新型マツダアテンザ
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(拓波幸としひろ)