ビートルの誕生75周年にあたる今年。アメリカ最大規模のカスタムカートレードショーである「SEMA SHOW(セマショー)」に、スペシャルなザ ビートルが飾られました。
「スーパー・ビートル・プロジェクト」によって製作された、まさにスペシャルなザ ビートル。アピアランスから存在感を漂わせていますが、なにしろ500馬力の強心臓にスープアップされているのです。
スタンダードでは200馬力のエンジンは、大型タービンや高効率インタークーラー、制御コンピュータの書き換えなどによってパワーアップ。エンジン内部も強化コーティングピストンや強化コンロッドなどでハイパワーに対応しています。
その大パワーを伝える駆動系は、これまた大改造を受けています。限定車のゴルフRから移植されたという4MOTION(四輪駆動システム)は、さらに制御系もアップグレードされているとのこと。
またサスペンションはH&Rの車高調を装着しているほか、ジオメトリーも変更。アウディTT-RS用に開発された軽量アップライトなどもインストールされています。さらにブレーキはフロント6ピストン、リヤ4ピストンのVWレーシングによるキャリパーがセットされ、万全の止まる性能を得ています。
そしてエクステリアでは、日本のVWチューナー「ニューイング」のパーツがセットされているのが日本のVWファンにとっては注目でしょう。そのほかレカロシートや19インチのスリーピースホイール、ミシュランタイヤなどが装着され、トータルでの完成度を高めています。
■関連リンク
THE SUPER BEETLE PROJECT
http://www.vwvortex.com/features/project-cars/superbeetle/super-beetle/
(山本晋也)