鈴鹿サーキットで10月19日のフリー走行から始まった世界ツーリングカー選手権(WTCC)日本ラウンド。
ここに登場したユーロシビック。これこそが2008年にF1を撤退して以来、久しぶりに四輪の世界選手権を戦うホンダのワークスマシンなのです。
日本戦で、そしてホンダのお膝元である鈴鹿サーキットでのWTCCでデビューとなりました。
開発はヨーロッパで行い本でのシェイクダウンは10月11日にスポーツランドSUGO、その8日後に始めて鈴鹿を走るこのシビック、フリー走行でのタイムは優勝候補といわれるシボレー・クルーズから1秒落ち。戦闘力的には今のところシボレー、セアトの次に位置します。
しかしWTCCは鈴鹿の東コースを27周で決着をつけるスプリントレース。つまり格闘技のようなサバイバルレースなのです。だからこそ、生き残りさえすればけっこういいところに行けそうな実力を持っているとも言えます。
それにしても、今のところ走行シーン以外撮影させてくれないガードの固さに、何か秘策があるのではないかと勘ぐりたくなる場面もちらほら。
WTCC日本ラウンドは10月21日に決勝です。しかも2ヒート制。ワークスシビックがどう戦っていくのか、かなり気になります。
(北森涼介)