アウディRS5カブリオレ詳細発表。V8・450馬力の駿足4座オープンカー

アウディが、そのラインナップにおける「ハイエンド・コンバーチブル」と位置づけるニューモデル「RS5 カブリオレ」の本国発売時期や価格が発表されました。

いかにもエレガントな、クロストップ(幌)は開閉時間が15~17秒で、50km/h以下であれば走行中の操作も可能ということ。

ルーフを開けると、まさしく丸見えになるインテリアは、最近のトレンドであるフラットボトム・ステアリングホイールやヒーター内蔵スポーツシートなどでRSらしさをアピール。またブラックを基調としながらファインクロームやカーボンを配することでハイエンドに相応しい雰囲気にしているといいます。

 

気になるパフォーマンスは、0-100km/hわずか4.9秒という駿足ぶり。その走りを生み出すのが、排気量4163ccの自然吸気V8直噴エンジン。これだけの大排気量にして最高出力を8000rpmオーバーで絞り出すという、いまや貴重な入れビングユニットとなっています。

●エンジンスペック
最高出力:331kW(450hp)/8250rpm
最大トルク:430N.m/4000-6000rpm
燃料消費率:10.9L/100km(≒9.2km/L) 

 

駆動系は、デュアルクラッチトランスミッションの7速Sトロニック。もちろん駆動方式はAWDで、クラウンギアをセンターデフに使った最新バージョン。基本となる前後トルク配分は40:60、状況に応じて70:30~15:85の前後配分を使い分けるということです。

またA5カブリオレと比べて20mmダウンしたスポーツサスペンションでフットワークを引き締めているとのこと。オプションとしてDRC(ダイナミック・ライド・コントロール)プラス付スポーツサスペンションも用意されているといいます。

 

●ボディサイズ
全長:4649mm
全幅:1860mm
全高:1380mm
ホイールベース:2751mm
Cd値:0.34
タイヤサイズ:265/35-19 (275/30-20) 

 

まさしく贅を極めた、ハイエンド・コンバーチブルといえる「アウディRS5 カブリオレ」。ドイツ本国での発売時期は2013年初頭。価格は88500ユーロ(約885万円)ということです。

 

(山本晋也) 

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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