9月4日にレガシィB4・ツーリングワゴンにラインナップされていた2.0GT DITに、好評の運転支援システム「アイサイトVer.2」を搭載した、2.0GT DIT EyeSightが登場しましたが、人気のアイサイト搭載で以前よりラインナップされている2.0GT DITの売れ行きはどうなったのか?
気になる販売状況をディーラーに問い合わせてみました。
DITシリーズに限った話ですと、やはり非搭載車より、搭載車の受注が好調。発売前の予約も含めると出だしは上々のようです。
但し、アイサイト非搭載車が全く売れなくなったと言うわけではなく、アイサイト仕様に数は及ばないものの、一定の台数は売れているとのこと。
これには地域性もあるようで、年配の方が多く住む地域などでは、安全性を重視したアイサイト仕様車の比率が高くなっているようですが、意外な事に若い方が多く住む都市部等では、アイサイト非搭載車の数も比較的多いというデータが出ています。
理由としては、今までレガシィのターボ系に乗っていたユーザーの中にはダウンサスの装着が出来なかったり、ブレーキ関連のチューニングに制約のあるアイサイトより、非搭載車の方が都合がいいということが挙げられます。
他にもGT DITはスバルのターボ車としては初のエコカー減税対象車であるものの、アイサイト搭載車は車両重量の関係で減税対象から外れてしまいます。
つまり、車両本体価格は10万円しか違わない2.0GTDITと2.0GT DIT EyeSightは、補助金を含めると約20万円の差が出てきます。
ローダウンやブレーキ関連のチューニングを考えているユーザーには制約の無い2.0GT DITを購入して、補助金で浮いたお金をチューニングに回すと言った方も多いとか。
「ぶつからないクルマ」として人気のEyeSighよりも、チューニング、ドレスアップ派のユーザーからはエコカー補助金対象車かつ、チューニング、ドレスアップに制約の無い非装着車の方が人気が高いのもうなずけます。
安全性と渋滞での運転疲労軽減の為にアイサイト装着車を選択するか、購入後のチューニング、ドレスアップの為にアイサイト非装着車を選ぶか、悩ましい所ですね。
(井元 貴幸)