「Hondaと、カレーうどん!?」の「Honda Magazine」の中に、「すべてはここから始まった。」と題する本田宗一郎さんの白黒写真を見つけました。広大な畑と思しき場所で、耕運機の試作機を試している写真です。
現在ホンダには、3つのコア事業があります。2輪、4輪、そして汎用機です。もともと汎用機は、宗一郎さんが埼玉工場の隣の畑で地元の農家の人たちが苦労して畑を耕している姿を見て、「もっと農家の人たちが楽に作業ができるようにしなければいかん!」と言った事から始まったと聞き及んでいます。
写真の中の本田宗一郎さん、試作品の耕運機に満面の笑みですね!そしてここから始まって、汎用製品の生産累計1億台突破というのですから、本当に素晴らしすぎます!
汎用機器では、内燃機関の技術を中核としたモビリティ商品を展開してきました。最近ではカセットコンロを燃料にした持ち運び式発電機「エネポ」などの、誰もが簡単に使えるユニークな商品が注目を集めましたね。また、エネルギー効率を追求した環境に優しい家庭用コージェネや太陽電池の開発にも力を入れています。
Hondaの「負けるもんか」の根っこには、「優しさ」があるから素晴らしい。宗一郎さんの写真を見て、あらためて感じた次第です。
(拓波幸としひろ)