Hondaから発売がウワサされているPCX150に試乗してきました。
新型のeSP(ENHANCED SMART POWER)エンジンが搭載され、ストロークは125と同じ57.9mmながらも、ボアが58mmとなっており、排気量は152.9cc。当たり前ですがトルクが一回り太った感じで余裕の走りですが、従来の125ccをマフラー変更して駆動系のカスタマイズを施した車両のほうが、パンチがあって速いという印象でした。
また、細部に変更点がいくつも存在してました。まずは給油口のフタ。従来は後ろ向きにフタが開いたのですが、この150から前側に開くようになり、ライダーがまたがったまま、給油キャップを開閉できるよう配慮されました。
ちなみに150ccの次は、125ccもeSPエンジンに変更になるようで、eSPエンジンはエンジンマウントの位置が変更されているので、従来モデルのマフラーなどは使用できない模様です。
また、国内発売されていたPCX125同様、日本の加速騒音値に合わせて、駆動系やマフラーなどに日本独自の変更が加えられての国内発売となるハズですので、そのあたりも気になりますし、国内発売モデルは色もどうなるのか、気になります。上記以外の細かな変更点はマスターシリンダーの形状、アイドルストップのメーター表示程度となっており、ボディカウルは従来モデルと同じ模様。試乗撮影はすでにPCX150が発売されているタイで、A.P.Hondaさんのご協力により実現しました。
(PHOTO & REPORT 千輪 毅)