ホンダの新型クロスオーバーモデル「NX400」登場。400Xを進化させトラコンやスマホ連携機能などを追加

■価格は89万1000円、2024年4月18日に発売

ホンダは、400ccの新型クロスオーバーモデル「NX400」を発表し、2024年4月18日から発売することを明かにしました。

ホンダ・NX400(マットバリスティックブラックメタリック)
ホンダ・NX400(マットバリスティックブラックメタリック)

軽量コンパクトな399cc・直列2気筒エンジンを搭載する「400X」をマイナーチェンジし、モデル名を変更したのがNX400。

新型では、タフさと軽快さの両方を想起させる外観に一新。独自のトラクションコントロールシステム「HSTC(Hondaセレクタブル トルク コントロール)」を装備するほか、新しく5インチフルカラーTFTメーターも採用。スマートフォンとの連携機能「ホンダロードシンク(Honda Roadsync)」も追加するなどで、より安全性や使い勝手を向上させています。

●タフさと軽快さを演出したスタイリングを採用

コンパクトで扱いやすい車体パッケージに、低回転域から扱いやすい399cc・直列2気筒エンジンを搭載し、市街地から高速道路、フラットダートまで、さまざまなシチュエーションで楽しめるクロスオーバーモデルがNX400です。

ホンダ・400X(2022年モデル)
ホンダ・400X(2022年モデル)

元々このモデルは400Xという車名で販売されていましたが、今回のマイナーチェンジで車名を変更。ちなみに、NXという車名のバイクといえば、1988年に登場した125cc単気筒の「NX125」というモデルがありました。

オンロードとオフロードの両方を楽しめるという意味の「マルチパーパスモデル」という、当時人気のジャンルに属したバイクで、兄貴分には250ccの「AX-1」も存在。オン・オフ両用というコンセプトは先代の400Xや新型のNX400とほぼ同じですから、まさに元祖ともいえるモデルですね。

1988年に登場したNX125
1988年に登場したNX125

そんな新型NX400では、先代400Xから外観デザインを刷新しています。アドベンチャー要素を持たせつつも、モダンな印象を感じさせるシンプルな面構成を採用し、タフさと軽快さを演出。また、アウトドアだけでなく、街中にマッチする雰囲気も加味しています。

ホンダ・NX400(パールグレアホワイト)
ホンダ・NX400(パールグレアホワイト)

トラクションコントロールシステム、独自のHSTCも追加。この機能は、前後輪の速度差から算出された値に基づき、燃料噴射量調整によるエンジントルクの最適化を行うというもの。加速時の後輪スリップ制御や、路面がスリップしやすい雨天時などでの高い安心感に寄与します。

加えて、メーターには5インチフルカラーTFTディスプレイを採用。豊富な情報を見やすく、直感的に扱いやすい新型メーターは、ライディングに集中しつつも、画面からの情報を的確に認識することを可能とします。

さらに、スマートフォンとの連携機能「ホンダロードシンク(Honda Roadsync)」も標準装備。ハンドルスイッチや別売りヘッドセットでの音声入力により、音楽再生ややナビゲーションなど、スマホに入れたアプリ操作も可能となっています。

車体色は、軽快な印象の「パールグレアホワイト」と、重厚感のある「マットバリスティックブラックメタリック」の全2色を設定。

ホンダ・NX400(マットバリスティックブラックメタリック)
ホンダ・NX400(マットバリスティックブラックメタリック)

価格(税込)は89万1000円で、前述の通り、2024年4月18日に発売される予定です。

(文:平塚 直樹

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平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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