小型クロスオーバーSUVというのがこのクルマの位置づけ。ボディ全幅が1840mmもあって小型なのか? と疑問を持つ人もいるかもしれないけれど、SUVの世界では小型というんですね、なぜか。
ちなみにCR-Vも全幅は1820mm、輸入車に目を転ずればフォルクスワーゲン・ティグアンが1810mm、アウディQ3が1830mm、BMW X1が1800mm(X3は1880mm) というサイズ。じつはこのカテゴリー、世界的な激戦区になっている。そんな中にマツダが投じた一石がCX5というわけ。
CX-5の特徴は、乗用車的で抜群に運転しやすいドライブフィールと新型のクリーンディーゼル。背が高くて視界がいい。乗り心地もいい。操縦安定性はもっといい。ついでにどこにでも行けそうな走破性がある。といった条件が揃ってくると、もはやファミリーカーは2BOXやセダンでなくちゃというのは言えなくなるわけで、世界的に注目を集めているカテゴリーなんです。
このCX-5の鹿児島試乗レポートをお届けします。
(斎藤 聡)