■4つの世界観とデモカーでDUNLOPタイヤをアピール
DUNLOPのブース(ホール4)は、「SWINGING&WINDING」「WILD SNOW」「SPEEDSTER DRIVING」「CRAFTSMAN GARAGE」の4つにゾーンが分けられています。
平置きされていたNISSAN GT-R NISMOを除き、各デモカーを見上げるように設置することで、タイヤがよく見えるような展示が印象的です。
「SWINGING&WINDING」には「トヨタ・ランドクルーザー78プラド DUNLOP仕様」が置かれていて、「GRANDTREK(グラントレック)MT2」が装着されています。
グラントレックMT2は、同シリーズ最強の走破性を誇るマッドタイヤで、同タイヤが荒地を踏み越えていく世界観が表現されています。タイヤサイズは、LT285/75R16 116/113Q。
背面タイヤには、オーストラリア向けランドクルーザー70の新車装着タイヤをセレクト(参考出品)。225/95R16 118/116Sという細身大径のシルエットが、ナローボディに映えています。
「WILD SNOW」の「スズキ・ジムニー APIO Custom」は、ジムニーのカスタマイズで定番であるAPIO(アピオ)仕様に、「GRANDTREK」の氷雪路を果敢に走る世界観が表現されています。
装着されているグラントレックXS1は、冬であってもカスタムやドレスアップを楽しむ層に向けたSUV専用のスタッドレスタイヤです。タイヤサイズは、185/85R16 105/103 LT。
●プレミアムカー、スポーツカーに向く「SPORT MAXX」
「SPEEDSTER DRIVING」の「BMW M2(G87) DUNLOP仕様」には、「SPORT MAXX(スポーツマックス)」を装着。装着タイヤのスポーツマックスRSは、1月11日に発表されたばかりのプレミアムカー向けの最上級タイヤです。一般道からサーキット走行までをカバーし、高いグリップ力と操縦安定性の高さが自慢。
ウエット性能にも目配りされていて、ブランド名と商品名にDUNLOP独自の黒色デザイン技術である「Nano Black(ナノ・ブラック)」が採用されています。なお、発売は6月から順次開始され、発売サイズは26サイズ、価格はオープンです。
「CRAFTSMAN GARAGE」ゾーンの「NISSAN GT-R NISMO」にも、スポーツマックスを装着。筑波サーキットで最速ラップ58秒820を記録しています。タイヤサイズは、フロントが255/40R20、リヤは285/35ZR20です。
DUNLOPは、グラントレックとスポーツマックスを両軸に据えて、その技術力やデザインの高さをアピールしていました。
(文・写真:塚田 勝弘)