■日本の伝統美を醸し出す白、赤、金の3色をカラーコーディネイトに採用
アウディが誇るスーパースポーツカーのR8。日本向けとして最後の「Audi R8 Coupé Japan final edition」が2023年12月14日に発売されました。8台限定という希少な最終モデルになります。
登場から17年間、進化を遂げてきたR8は2007年に日本で初代が登場。ミッドシップレイアウトにクワトロ(4WD)システムを組み合わせたリアルスポーツで、次期型はEV化されるという噂もあります。
「Audi R8 Coupé Japan final edition」は、ハイパフォーマンスと日本の美的センスを融合させ、車名からも分かるように日本向けに仕立てられています。
シンプルでエレガントな水平基調のフォルムのボディは、随所にカーボンパーツが配され、エクステリアをレーシーに引き締める「ブラックAudi ringsパッケージ」との組み合わせで、R8のハイパフォーマンスが表現されています。
ボディカラーは、上質で柔らかな「アイビスホワイト マット」で、高い制動力を予感させるセラミックブレーキのグロスレッドキャリパーとの組み合わせは、日本古来の紅白の華やかさを演出しているそう。
足元には、もうひとつのテーマカラーである金に見立てた「マットブロンズポリッシュト」の「Audi Sport」製「20インチ5エヴォスポークデザイン」のアルミホイールが用意されています。
今回の限定モデルである「Japan final edition」は、ハイパフォーマンスとエレガンスを兼ね備えたR8に、白、赤、金という日本の伝統に通じる3色がコーディネイトされ、R8の有終の美を飾るにふさわしい仕様になっています。
「Audi exclusive」によるインテリアは、ブラックを基調に「アラバスターホワイト」との2トーンカラーで統一されています。「アラバスターホワイトダイヤモンド」のステッチがアクセントになっています。スポーツシートは、「ファインナッパレザー」、ヘッドライニングとラゲッジコンパートメントライニングには「アルカンターラ」が使われていて、上質な空間を演出しています。
また、ステアリングホイールは、標準装備の3つのコントロールボタンに加え、エンジンサウンドをコントロールするボタンの追加により、「4コントロールサテライト」のマルチファンクション化を実現。ドアシルトリムには、8台の限定を示す数字とともに「JAPAN FINAL EDITION」が刻まれています。
「Audi R8 Coupé Japan final edition」のベースモデルは、「Audi R8 Coupé V10 performance 5.2FSI quattro S tronic」。エンジンはNAの5.2L V型10気筒で、最高出力620PS、最大トルク580Nmを発揮します。
7速Sトロニックトランスミッションは、quattro四輪駆動との組み合わせで、0-100km/h加速は3.1秒(メーカー測定値)。サスペンションには、走行状況に合わせてダンパーの減衰力を制御し、快適な乗り心地と優れたドライビングダイナミクスを実現する「アウディ マグネティックライド」が搭載されています。
なお、日本最終限定モデルを記念して、特別メモリアルプレートも用意されています。シャシーナンバーの入力により、その車固有の画像を作成する欧州オーナー向けの「VIN Art」というプログラムによるもの。
「Audi R8 Coupé Japan final edition」のシャシーナンバーが刻印されたメタルポートレートフレームが作成され、世界にひとつだけのメモリアルディスプレイプレートとしてオーナーに贈呈されます。
●価格:3508万円
(塚田勝弘)