■特別色の2トーンカラーと「AMGラインデザイン」、21インチAMGアルミホイールなどを装備
急速にバッテリーEV(BEV)のラインナップを拡充しているメルセデス・ベンツ。2023年10月現在、日本で最もEVのモデル数が多いのはメルセデス・ベンツで、EVのフルライン戦略が着実に進捗しているのが分かります。
2023年10月6日、バッテリーEVの専用プラットフォームを使うラグジュアリーBEV「EQS」の特別仕様車「EQS 450+ Edition 1」の予約注文の受付がスタートしました。デリバリー開始は2023年11月以降の予定です。日本向けは限定30台となっています。なお、30台のうち1台は、中古車として販売される予定。
内燃機関のSクラスとは雰囲気がガラリと変わっているEQS。特別仕様車の「EQS 450+ Edition 1」は、「EQS 450+」がベースです。ボディカラーに、カタログモデルでは未設定の「オブシディアンブラック/ハイテックシルバー」の2トーンペイントが用意されています。
エクステリアは、スポーティな「AMGラインデザイン」をはじめ、 21インチのAMGマルチスポークホイール、左右フェンダーに「Edition One」のバッジが配され、上質感がより高められています。
●上質なナッパーレザーシートに後席のエンタメ機能も充実
インテリアには、カタログモデルではオプション設定のタッチ式「MBUXハイパースクリーン」が備わります。さらに、エアコンやアンビエントライト、パフュームアトマイザー、音楽プレーヤーなどを組み合わせて作動させ、ロングドライブや渋滞時などで、車内の快適性を高める機能の「エナジャイジングコンフォートプログラム」、後席の乗員の動きから、どんな操作をしようとしているのかを認識する「MBUXインテリア・アシスタント」も用意。リヤシートの乗員用に設置されたディスプレイにより移動中も個別に好きな映像や音楽が楽しめる「MBUXリヤエンターテイメントシステム」も標準装備されています。
インテリアデザインでは、クラフトマンシップと上質な素材、ダイヤモンドステッチが施された「Edition1」専用のネバグレー/リフレックスブルーのナッパレザーが目を惹きます。快適性では、EQE SUVのように、新たにヒートポンプが採用され、消費電力の大幅な削減に寄与しています。
パワートレーンは、ベース車と同様に、リヤアクスルに永久磁石同期モーター(PSM)の電動パワートレイン(eATS)を搭載。リチウムイオンバッテリーのエネルギー容量は107.8kWhで、航続距離はWLTCモードで700kmとなっています。
なお、充電は急速充電を使う際は、電池残量10%から80%までCHAdeMO充電器の150kWタイプで約48分、90kWタイプの急速充電器で約55分、50kWタイプで約110分で充電が完了。普通充電は、メルセデス・ベンツの充電用ウォールユニット(定格30A/6kWタイプ)であれば、約16時間で充電が可能です。
●価格:2157万円
(塚田勝弘)