■明るく、低ノイズで、色再現性に優れた裏面照射型CMOSセンサー「PureCel Plus」を新搭載
日本のドライブレコーダー市場は、コムテック、JVCケンウッド、ユピテルの3メーカーが3強を形成しています。最近のドライブレコーダーは、高価格帯、高付加価値商品が人気を集めています。
JVCケンウッドは、「ケンウッド」ブランドでドライブレコーダーを展開しています。前方と後方の同時撮影に対応するデジタルルームミラー型ドライブレコーダー「ミラレコ」の「DRV-EM4800」が、2023年9月下旬に新たに発売されます。
なお、デジタルルームミラーは、夜間や雨天時、荷物を満載していても確かな後方視界を確保できます。
同機は、大画面の12V型IPS液晶が搭載された、デジタルルームミラータイプの前後撮影対応2カメラドライブレコーダー。ドライブレコーダーとして、前方と後方の走行映像の録画が可能なのはもちろん、デジタルルームミラーとしてリヤカメラによる映像をリアルタイムに高画質で大画面に映し出します。荷物や車体などで生じる死角が少なく、広い視界で後方確認ができます。
後方車との距離感をつかみやすくする「表示画角調整機能」、斜め後方車の接近を警告する新機能を含む「運転支援機能」を搭載。また、独自の映像、車載技術でチューニングされた「Hi-CLEAR TUNE(ハイクリアチューン)」により、総合的に画質を向上させ、自然でクリアな映像表示と録画も実現するとしています。
さらに、前後の2カメラに明るく、低ノイズで、色再現性に優れた裏面照射型CMOSセンサー「PureCel Plus」が新たに採用されたのもトピックス。夜間やトンネル内など暗いシーンでは、明るくノイズの少ない映像を映し出し、明るいシーンでは、色再現性に優れた映像の撮影が可能になります。
加えて、前後2カメラに「HDR(ハイダイナミックレンジ)」機能を採用。逆光下やトンネルの出入り口、夜間走行時の照明など、明暗差が激しい環境時に起きやすい白とびや黒つぶれを抑え、安定した映像表示と録画を実現。
ドライバーの後方視界もサポートします。リバースに連動し、駐車時などに後方確認をサポートする「画角自動下降機能」が新たに搭載されます。同機のリバース検出コードを車両に接続することで、車両後退時に、設定しておいた下向きの角度に自動的にアングルが切り替わります。バックカメラの補助的な役割も担ってくれます。
前後2カメラともに、水平約133度、垂直約69度、対角約162度の広視野角レンズが採用されます。前方、後方映像ともに、広い範囲の録画に対応。さらに、前後2カメラの明るさをそれぞれ3段階で調整できる「明るさ調整機能」も搭載されます。リヤガラスがスモークガラスでも、リヤカメラの明るさだけを調整し、後方の映像を明るく、鮮明な映像で表示と録画をすることができます。
ドライブレコーダーとデジタルルームミラーの導入を考えているのなら、デジタルルームミラータイプの前後撮影対応2カメラドライブレコーダーを検討してみてはいかがでしょうか。
●商品名/型番/価格
デジタルルームミラー型ドライブレコーダー/DRV-EM4800/オープン価格(市場想定価格5万4100円)
(塚田 勝弘)