目次
■意外と知られていないバイクの駐輪手段
かつてバイクは、都心部でも駐輪場所に関してはかなり緩かったのですが、2006年に駐車禁止の取り締まりが強化されてからは、道路脇や歩道に駐輪するバイクの取り締まりが激増。しかし、駐輪場がそれほど多いわけでもなく、駐める場所探しに一苦労…なんてことも。
そんなバイクですが、実はパーキング・メーターやパーキング・チケットを利用することができます。
パーキング・メーター、パーキング・チケットが設置されている場所は、時間制限駐車区間と言って、駐車枠で指定した場所、方法に限り、短時間駐車を認めています。
パーキング・メーターは駐車枠毎に設置されていて、車両を感知して駐車している時間を自動的に測定。料金未納時間や、駐車超過時間が表示されます。精算はメーターに硬貨を投入して行います。
パーキング・チケットは、機械が発給したパーキング・チケットを車両に貼るもので、チケットに印字された終了時刻まで駐車することができます。
バイクが利用する場合も駐車枠内に駐めるのはクルマと同じ。料金もクルマと同じで、1時間300円です。ただし、パーキング・メーターがちゃんとバイクを感知できる場所に駐めないといけません。
パーキング・チケットはバイクに貼りますが、不可抗力で剥がれる可能性があります。そのほか、万が一のトラブルを考え、領収書はしっかり携帯しておきましょう。
●二輪車用パーキング・チケットもあります
設置場所は少ないですが、二輪車用パーキング・チケットもあって、都内では表参道や銀座、立川などに設置されています。二輪車両なので駐車枠が小さく、路面にも表示があります。
二輪車用パーキングはパーキング・チケット方式となっていて、専用の緑色のチケットが発給されます。料金は1時間100円となっていて、クルマ・バイク用よりもかなり格安です。
バイク用でもパーキング・チケットが剥がれてしまった場合に備えて、領収書を携帯しておくよう気をつけましょう。
●クルマ用コインパーキングは駐輪できない?
時間制限駐車区間にバイクを駐輪できるなら、クルマ用のコインパーキングはどうでしょう? 残念ながら、コインパーキングではバイクの駐輪を禁止している所がほとんど。もし駐輪してしまうと、不正駐車として損害賠償金が発生する可能性もあるようです。
もちろん、バイク用コインパーキングも存在しているのですが、その数は多いとは言えません。日本二輪車普及安全協会のサイトなどで、駐輪場を検索することができます。駐輪料金なども分かるので、予め調べておくと便利でしょう。
大都市での移動において、バイクは最強の移動ツールだと思います。その有用性を存分に発揮させるためにも、駐輪場を上手く利用できるようになりたいものです。
(ぬまっち)