リヤガラスがスモークでも鮮明な映像を残せる、ケンウッドの前後2カメラ式ドライブレコーダー「DRV-MR775C」「DRV-MR770」発売

■フロントカメラがフルHDを超えるWQHD録画に対応

着実に成長を遂げているドライブレコーダー市場では、前後2カメラや360度カメラを搭載した高価格帯が人気を集めています。

JVCケンウッドは、2023年5月末より2カメラ式で駐車録画対応電源ケーブル同梱モデルの「DRV-MR775C」および「DRV-MR770」を発売しました。

「ケンウッド」の最上級ドライブレコーダーシリーズとして発売
「ケンウッド」の最上級ドライブレコーダーシリーズとして発売

今回発売された新製品は、フロントカメラがフルHD(1920×1080ピクセル)を超えるWQHD(2560×1440ピクセル)録画に対応し、鮮明な映像を残すことができます。

フロントカメラは水平約139度、垂直約76度、対角約162度。リヤカメラは、水平約131度、垂直約68度、対角約163度の広視野角レンズとF1.8の明るいレンズにより、広い範囲の録画に対応するとともに、夜間や高速道路の下、トンネルなどの暗いシーンも明るい画質で録画が可能。

人気の高い前後2カメラ式を採用
人気の高い前後2カメラ式を採用

また、同社独自の映像技術と車載技術でチューニングされた「Hi-CLEAR TUNE」により、総合的に画質を向上させることで、録画映像の高画質化を果たしたとしています。

加えて、前後2カメラに高感度CMOSセンサーでソニー製の「STARVIS」、スモークガラスに対応する明るさ調整機能により、夜間やトンネルなどの暗い場所やリヤガラスがスモークガラスでも鮮明で高精細な映像を残せるハイエンドモデル。

安全運転をサポートする機能も用意されています。前方への急な割り込みや蛇行運転、後方車の急接近を検知すると警告し、自動録画を開始する運転支援機能が搭載されたほか、ステアリングから手を離さず、声でドライブレコーダーを操作できる音声コマンド機能(音声記録をオンにすると使用可能)のコマンド数も増やされています。

駐車録画対応電源ケーブル同梱モデルの「DRV-MR775C」「DRV-MR770」を設定する
駐車録画対応電源ケーブル同梱モデルの「DRV-MR775C」「DRV-MR770」を設定する

駐車監視機能にも対応しています。最長24時間タイマー録画ができる「常時監視モード」、衝撃検知で録画を開始する「衝撃検知録画モード」を用意。

「DRV-MR770」で駐車録画を利用するには、別売の車載電源ケーブル「CA-DR100」が必要になります。前後2カメラに「HDR機能」が搭載され、トンネルの出入り口など明暗差の大きなシーンでも安定した録画を実現しています。

フロントカメラは、WQHD(2560×1440ピクセル)録画に対応する
フロントカメラは、WQHD(2560×1440ピクセル)録画に対応する

また、万が一の際に迷わず、素早く押して録画を開始できる「緊急イチ押し録画ボタン」の搭載も安心感を高めてくれます。加えて、高耐久で信頼性が高い3D NAND型32GB microSDカードが付属されているほか、SDカードのエラーを未然に防止する「SDカードメンテナンスフリー機能」も採用。

SDカードの交換時期を知らせ、録画エラーを未然に防ぐSDカード寿命告知機能(付属のmicroSDカード、または別売のJVCケンウッド製microSDカードの使用時に対応)も用意。長時間録画可能な大容量128GBのmicroSDカードにも対応しています。

後方カメラのイメージ。リヤがスモークガラスでも鮮明な映像を残せるという
後方カメラのイメージ。リヤがスモークガラスでも鮮明な映像を残せるという

取り付けは12V車・24V車に対応し、24V車にもそのまま取り付けが可能。GPSやQZSS(準天頂衛星)の測位衛星受信回路の搭載により自車位置を記録し、PC用連携ソフトで走行記録の確認ができます。

万が一の車両電源のアクシデントからファイル破損を防ぐバックアップ電源「スーパーキャパシター」搭載や、一律4万円の補償金が支払われる交通事故時ドライブレコーダー買替補償金制度にも対応もトピックスです。

なお、「ケンウッド」ブランドのドライブレコーダーは、機能やデバイス、コンセプトに基づいたチューニング「Hi-CLEAR TUNE(ハイクリアチューン)」に応じて新たにシリーズ化されました。ハイエンドモデルである「Xシリーズ」、ミドルレンジの「Gシリーズ」、エントリーモデルの「Rシリーズ」の3シリーズ展開となっています。

このほど発売された「DRV-MR775C」と「DRV-MR770」は、最上位の「Xシリーズ」で、高画質や夜間性能、安全支援を兼ね備えた高付加価値モデルとして、最近のドラレコに求められる高性能を実現しています。

●価格:オープン
※市場想定価格
「DRV-MR775C(駐車録画対応電源ケーブル同梱モデル)」:3万5800円前後
「DRV-MR770」:3万4800円前後

(塚田 勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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