スーパー耐久の行われた富士スピードウェイでは、Aパドックに様々な企業のブースが出店されています。
その中でTRDもブース出展していました。目玉商品はTOYOTA86のN1レース仕様。
ベースのグレードは当然RC。写真のクルマはスプリント仕様ですが、ロールバーや牽引フックに至るまでしっかりと組みつけられていました。
この展示車両、実は東京オートサロンでデモ走行をしたウイング付きのN1仕様からウイングを外したものだということです。
実際に販売されるものは黒バンパーが基準となるようで、カラードバンパーはオプション設定とのこと。どのみちラッピングやカラーリングをしてしまうので、オプションなんか付けなくても問題ないとも思いますが。
さて気になるお値段ですが、スプリント仕様が300万円から、スーパー耐久仕様が500万円から。
タイヤ、ホイールはスチールの16インチにヨコハマのdb(デシベル)。つまりレース用タイヤとホイールは別売りということです。そしてスプリングとダンパー、スタビライザー、シートもセッティングが個々に変わるので、という理由で別売り。
なんだかんだでプラス100万円くらいかかりそうですね。
そして耐久仕様はエアジャッキや大型安全タンクなども装備されるのでスプリント仕様+200万円ということになります。
このN1仕様、果たして高いのか安いのか。
同じクラスのDC5インテグラやS2000は中古車からマシンを作る場合もあるので金額の判断はつきかねます。また、デモカーの実際の参考タイムも気になるところですが、TRDの方は教えてくれませんでした。
しかし、ホンダのワンメイクの様相を呈しているST-4クラスを賑やかにしてくれる素材ではあると思います。
次のもてぎ戦か菅生戦で、どこかのチームが実戦投入するかもしれません。ちょっと楽しみですね。
(北森涼介)