ホンダは新世代EVで、最新のデザインが与えられた「e:N SUV 序(xù)」などを世界初公開【上海モーターショー2023】

■EV専用プラットフォーム「e:N Architecture W」を初採用した「e:N SUV 序(xù)」

世界最大の電気自動車市場である中国の上海で開催されている「上海モーターショー2023」。ホンダもバッテリーEVを出展しています。

「e:N(イーエヌ)」シリーズの第2弾となる「e:NP2 Prototype(プロトタイプ)」、「e:NS2 Prototype」、e:Nシリーズ第3弾のコンセプトモデル「e:N SUV 序(xù)」を世界初公開しています。3台のワールドプレミアからは、ホンダの本気度が伝わってきます。

3台のEVコンセプトをワールドプレミアしたホンダ
3台のEVコンセプトをワールドプレミアしたホンダ

e:Nシリーズ第3弾のコンセプトカーとなる「序」は、中国語で「プロローグ」を意味し、e:Nシリーズとして新世代の幕開けを迎える、という想いが込められているそう。中国にこれらの市販モデルが投入され、e:Nシリーズを拡充することで、「2035年までにEVの販売比率100%」の達成を目指す構えです。

「e:NP2 Prototype」のエクステリア
「e:NP2 Prototype」のエクステリア

e:Nシリーズ第2弾の「e:NP2 Prototype」および「e:NS2 Prototype」は、e:Nシリーズ共通のコンセプトである「動」、「智」、「美」を磨き上げ、既存モデルの枠に収まらない新たな価値を持ったEVが追求されています。

「e:NS2 Prototype」のエクステリア。ヘッドライトが印象的だ
「e:NS2 Prototype」のエクステリア。ヘッドライトが印象的だ

「動」は、ホンダが誇るダイナミクス技術で、人とクルマが一体になったような独自のドライビングプレジャーを提供することが込められています。

「智」は、クリーンですっきりとしつつ、心地よいラウンド感をもたせたデザインと、「Honda CONNECT 4.0」などの先進装備で知的な室内空間というコンセプト。

「美」は、デザインコンセプトで、SUVのようなユーティリティ性の高さと、セダンのような流麗なフォルムを両立させたとしています。

こうしたコンセプトのもと、各モデルが目指す世界観がデザインに反映され、「e:NP2 Prototype」はシームレスで洗練されたスマートな未来感が表現されています。もう1台の「e:NS2 Prototype」は、刺激的でエモーショナルな先進性が強調されています。

「e:NS2 Prototype」のリヤビュー
「e:NS2 Prototype
」のリヤビュー

そして、e:Nシリーズ第3弾の「e:N SUV 序」は、同シリーズ共通のコンセプトである「動」、「智」、「美」を新次元に引き上げたというコンセプト。「動」として、EV専用の「e:N Architecture W(イーエヌ アーキテクチャー W)」が初採用され、走る楽しさを追い求めたホンダらしいパフォーマンスを発揮することが込められています。

「e:N SUV 序」のエクステリア
「e:N SUV 序」のエクステリア

「智」は、最新の安全運転支援システムやAIが搭載されたコネクト技術の採用により、キャビン全体で智能化を感じられる空間として提案されています。デザインである「美」は、SUVらしいワイルドさと近未来的な知性を兼ね備えた意匠として具現化されています。

最新のデザインコンセプトが与えられた「e:N SUV 序」
最新のデザインコンセプトが与えられた「e:N SUV 序」

(塚田 勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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