■アルパインらしく音質にもこだわり、取り付けもスッキリと!
2010年に発売された「ビッグXシリーズ」以来、カーナビの大画面化をリードしてきた「アルパイン」から、11型大画面カーナビの「XF11NX2S」が、2023年3月中旬に発売されます。価格は、オープン。
「XF11NX2S」は、「フローティングビッグX 11」のシンプルモデルという位置づけで、スマホ連携に特化し、市販カーナビ唯一というワイヤレス「Apple CarPlay」をはじめ、「Amazon Alexa」「HDMI CEC」などに対応しています。
ワイヤレス「Apple CarPlay」により、iPhoneを接続してイグニッションをオフにして、次にイグニッションをオンする際は、自動で接続完了します。
「Amazon Alexa」も進化を遂げています。音声認識の対話形式でスポット検索が可能。目的地としてナビにルートを設定できます。
また、「Amazon Alexa」を通じて、家庭内の対応スマートスピーカーなどに呼びかけができ、車内から自宅の家族と会話することが可能。従来からの機能として対話形式での音楽アプリ操作、ニュースの聞き取り、天気の確認などもできます。
さらに、スマホ連携により、普段から使っている音楽アプリが使用できます。HDMI接続により映像、動画のストリーミングサービスの視聴にも対応。「HDMI CEC」機能を使えば、対応デバイスの主要なリモコン機能をナビ画面で操作できます。スマホやストリーミングデバイスとの連携が強化されたことで、スマホで充実したエンタメを楽しめます。
そのほか、地デジタルチューナー、FM/AMチューナー、Bluetooth対応、50W×4CHアンプが搭載されています。
具体的には、CD/DVDドライブを搭載せず、スマホ連携にすることで、スマホ内の楽曲再生、サブスクリプションやストーリミングを利用する最近の新しい楽しみ方を享受できます。一方で、依然としてニーズが高い地デジとラジオは楽しめます。
●100車種以上に装着可能
「XF11NX2S」は、取り付け対応車種の拡大も実現。ディスプレイ部の上下の位置調整、前後の調整ポイント追加など、新たな機構が盛り込まれています。本体を1DINサイズとして、コンソールの上段、下段で最適な位置に取付けできるようになり、発売中のフローティング ビッグX11「XF11NX2」から取り付け対応車種の大幅な拡大により、100以上の車種に装着が可能になっています。
11型モニターは、市販カーナビでは最大級で、液晶は従来のWVGA比で2.4倍の画素数になる高画質WXGAが採用されています。地図やメニュー画面の視認性も高く、映画や動画、地デジ放送の映像までも高精細に表示。
ナビ機能の操作では、地図の拡大、縮小、2画面表示切替えなどの画面操作をはじめ、コンビニ、ファミレス、ショッピングモールなどの周辺スポット検索、またオーディオ変更や地上デジタル放送のチャンネル変更など、主要な操作を発話することで行えます。
トリガーになる言葉は不要なのでレスポンスも早く、走行中でもステアリングから手を放さずナビを操作することが可能。
「アルパイン」ブランドらしく、音質面のこだわりも盛り込まれています。フルデジタルパワーアンプや低音ノイズを減らす高音質回路、高級オーディオパーツなどの採用により、ユニットとしての高音質設計が施されています。さらに、ハイレゾ対応や前後席4チャンネル独立のパラメトリック・イコライザーなど、質感の高いサウンドを享受できるそう。
拡張性も高く、アルパインを代表するアイテムである後席モニターの別売「リヤビジョン」とのリンク機能により前席、後席で異なるメディアを再生できるダブルゾーンに対応しています。ダブルゾーンは、ボイスタッチでも操作可能で、家族や仲間などとの楽しいドライブをサポート。
そのほか、購入から3年目の地図更新データが無料でダウンロードできるだけでなく、新設された高速道路のデータも配信。データ更新は、USBにデータをダウンロードし、同機にインストールすることで可能になります。
今回の新製品の発売により、同ブランドの11型大画面フローティングタイプ製品は、CD/DVD搭載フルスペックタイプの「XF11NX2」、ディスプレイオーディオ「DAF11Z」の3モデルになります。ユーザーニーズに合わせて11型大画面を選択できます。
(塚田 勝弘)