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■プレオーダーのタイムリミットは2月1日23時59分!
アルピナの日本総代理店であるニコル・オートモビルズは、2023年1月23日に発表された限定モデル「アルピナ B5 GT」の特別先行プレオーダーの申し込み受付をスタートしました。
世界で250台のみが販売される「B5 GT」は注文殺到必至のスペシャルモデル。日本割り当ての台数は現時点(2023年1月30日)で未決定ながら、ニコルはプレオーダーの申し込み期限を「2月1日23時59分まで」に設定する異例の決断をくだした模様です。すなわち、それだけ本モデルの需要が高いと判断した結果といえるでしょう。
なお、アルピナ B5 GTは4ドアセダンの「リムジン」とワゴンの「ツーリング」の2タイプをラインナップしています。
●V8ビ・ターボは634ps/850Nmまでパンプアップ
BMW5シリーズをベースにした高性能仕様「B5 GT」は、“アルピナ史上最もパワフル”なドライブトレインを搭載する限定モデルです。どこまでも突き抜けるようにスムーズに回転する4.4リッターV8ビ・ターボエンジンのパフォーマンスは、いよいよ最高出力634ps/最大トルク850Nmまで高められています。
吸気まわりを見直すことで空気の流れを最適化しつつ、エンジンのソフトウェアやブースト圧などを変更することで、自慢のビ・ターボエンジンをパンプアップ。エンジンの性能強化に伴い、ZF製8速スポーツ・トランスミッションやローンチコントロールにも調整を加えるとともに、ツーリングはリヤの車高をわずかに下げて最適なロール量を確保するべく設計するなど、アルピナらしいきめ細やかなチューニングが施されています。
専用デザインのボンネットや20インチ鍛造ホイール、特別なアクセントを加えたインテリアなど、内外装もひと目で「違い」が分かる仕様となっているB5 GT。いかにもアルピナらしい上品なマロンカラーをテーマにした配色も、アルピナを愛する通人のツボを刺激します。
●世界中のファンが虎視眈々と狙う250台
ところで、2022年3月にBMWグループはアルピナブランドの商標権を取得したことを発表。2025年末までは本拠地であるブッフローエでの開発と生産は継続されるものの、2025年末以降は、ALPINAのロゴを冠したモデルがBMWからリリースされると予想されています。
同時に、ブッフローエ向上での開発・生産体制が縮小されることを受けて、現在の従業員にはBMWグループ・関連企業への転職が斡旋されることも明らかにされました。
とはいえ、アルピナの現行モデル、およびヒストリックカーのサービス、パーツ、アクセサリー事業は長期的にブッフローエで継続されるといい、既存のアフターセールス協力体制に変更はない模様。
いずれにしても、少量生産、少量販売にこだわり、上品なパフォーマンスカーを作り続けてきたアルピナは、今大きく変わろうとしています。これまで通りの“純ブッフローエ製マシン”をお望みのユーザーは、250台のB5 GTの行方にきっと虎視眈々と狙いを定めているはずです。
なお、B5 GTのプレオーダー申し込みにあたっては、ニコル公式ウェブサイトよりメーリングリストに登録する必要があります。おって登録ユーザーに対して専用のエントリーフォームが開示されるので、そのフォームを2023年2月1日(水)23時59分までに入力・送信するという流れになっています。
また、2月20日(金)までにデポジット250万円の入金が必要ですが、抽選から外れた場合には、デポジット分は返金されるということです。
(三代やよい)
【関連リンク】
・アルピナB5 GT 特設サイト
https://alpina.co.jp/cars/b5gt/
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