30km走ってガソリン代70円! 今こそ見直したいホンダ・モンキーの機動力【東北関東大震災】

3月11日の大地震は被害の少ない東京でも大変なことになっていました。

電車はのきなみSTOPし、道という道はクルマであふれかえり、徒歩しか帰宅するすべのない人々が何時間もかけて長い列を作っていました。

私はというと、ちょうどお借りしていたモンキーがありまして、こういう状況だからこそ、50ccバイクが活躍するのでは?と、実地体験テストも兼ねて、モンキーで帰宅することにしました。

満車の駐車場のような道路には、歩道からあふれ出た徒歩の方々が歩いており、大きなバイクもスリ抜けるのに苦労していましたが、ママチャリより全長が短く、ひょいっと持ちあげられるほど軽量なモンキーは、速度こそ遅くも、あの状況下では最も早い移動手段のひとつでした。

前後タイヤは8インチ、全長1365mm、車重68kgという超小型50ccのモンキーです。

さらにこのモンキー、ハンドル付け根のノブを回すと、

このようにハンドルが折りたためます。

トヨタ・ノアの2列目シートをそのままの状態にして積載しても、ご覧のように、まだまだ積載スペースが余るほどのコンパクトさなのです。

さらに、片道30kmほどの自宅に到着し、ガソリンを入れてビックリ、70円しか入らないのです。

最先端のFI(フューエルインジェクション)はサスガです。

普段はレジャーのお伴にマスコット的存在のモンキーですが、災害時にはスーパーレスキューなみの活躍を演じてくれます。

会社やご自宅に1台あると心強いことを痛感しました。

(千輪 毅)