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■突然のアパ社長登場に会場も騒然
東京オートサロンは1983年に東京晴海の東京国際見本市会場で行われた東京エキサイティングカーショーがその前身にあたります。
この第1回東京エキサイティングカーショーから、休みなく出展し続けているのがRE雨宮です。RE雨宮は、駐車場から一番近い、ハードチューニング色の濃い西ホール1に毎年、ブースを構えています。
東京オートサロン2023開幕日の1月13日(金)昼過ぎまで、RE雨宮のブースにはベールが掛けられたままのマシンが1台置かれていました。なんなんだ、この中身は!?
そのマシンの正体は、14時30分から行われたD1GP参戦発表会で明らかとなりました。
●巨大ホテルグループの「APA」がスポンサーに!
RE雨宮ブースには、雨さんこと雨宮勇美さんと並んで、あのアパホテルの社長、元谷芙美子さんがいらっしゃるではないですか!
そしていよいよアンベールです。現れたマシンは、かつてのあのイエローボディ。スーパーGTレースのRE雨宮号でもお馴染みの、あの懐かしの「マツモトキヨシカラー」でした。
そう、2023年のD1GPマシンのスポンサーにマツモトキヨシが復帰、新たにアパグループが加わったのです。
多くの自動車メーカーやパーツメーカーなどが、ビジネスタイムである9時〜14時までの間に発表会やプレスカンファレンスを済ませるなか、一般来場者へ向けてアンベールするところは、さすがストリート大好きな雨さん!という感じです。
●公道走行可能なRX-7を2台、RX-8を1台展示。そのうち1台は雨さん77歳記念号
RE雨宮が競技車だけの展示…なんてことはないのでご安心を。
最初に紹介するのはVOTERAS×伊藤笑会壱号機with RE雨宮。2m超えのワイドエアロを纏ったボディは、きらめくゴールドに塗装されたワンオフの迫力もの。搭載エンジンは3ローターの20Bで、最高出力は300ps、最大トルクは30kgm。
RE雨宮ストリート8は、ストリート仕様でありながらも、筑波サーキットを安心して1分05秒台で走ることも可能だというRX-8。
エンジンは2ローターの13B-REWで、最高出力は280ps/8300rpm。このマシンはワンオフスペシャルバージョンではなく、RE雨宮から常時販売可能なコンプリートモデルとのこと。
●祝! 雨さん77歳記念の「7(セブン)」も登場!
最後に紹介するRX-7は、雨さんの77歳記念モデルのストリート仕様の20B NA 3ROTAR-7 aka 雨さん号。いつも元気な雨さんだけに、まさかの77歳なのだけど、これは事実(2023年3月3日で77歳を迎えます)。
エンジンは3ローターの20Bに換装。雨宮のエアロフル装備で雨宮ブルーのボディにブラックボンネットが目を惹きます。ノーマルはもちろんドアミラーですが、あえてフェンダーミラーにしているところがエクステリアの超特徴的な部分。
珍しいフェンダーミラーだけに、雨さんが搬入のときにミラーを擦ってしまったのはナイショの話。
(文・写真:諸星 陽一)