■シースタイル会員が利用できるホームマリーナは全国約140ヵ所、海外1ヵ所に広がっている
ヤマハ発動機の広報グループが発信しているニュースレター。今回のテーマは、地方マリーナの魅力。
全国に約140ヵ所もある「ヤマハマリンクラブ Sea-Style」は、首都圏の会員から地方のマリーナに注目を集めているそうです。その理由は、コロナ禍による生活様式の変化にあるようです。
同社のマリン事業本部マーケティング統括部・平塚百合香さんは「ステイケーション需要やアウトドア、レジャーへの注目の高まりを背景に、2021年の会員数は前年比10%の増加となっています。
その反面で、会員の方の移動も抑制され、遠方のマリーナを利用する方は減少傾向でした。まん延防止措置の緩和などにより、ようやく自宅から遠方のマリーナを利用する行動も目立ちはじめています」と、地方のマリーナを活用する人が増えていることを明かしています。
「全国のホームマリーナでも、各エリア独自の魅力を打ち出しながら集客を図っているところもでてきました。たとえば、単にボートを楽しむだけでなく、マリーナに併設されているレストラン、キャンプ場やコテージなど幅広く楽しめる施設を充実させ、アピールしているマリーナもあります。
会員の半数以上が関東エリアに集中している中、今後は会報誌などでもそうした全国のホームマリーナの魅力を発信していきます」と、地方の魅力をさらに訴求する構えです。
たとえば、静岡県沼津市にあるヤマハマリーナ沼津は、地元の方はもちろん、首都圏在住の会員にも人気のあるシースタイル・ホームマリーナのひとつ。新型コロナウィルスの影響で利用を控えていた、遠方に住む会員の利用も最近になって回復傾向にあるそうです。
東京都大田区に在住のシースタイル会員・鶴田清さん(63歳)もそんな1人。奥様と一緒に片道約130km離れたこのマリーナまでクルマを走らせてボートフィッシングを楽しみに通っています。
その鶴田さんは、「2時間ほどで来られるのでよく利用します。駿河湾は魚種が豊富で楽しい釣りができます。景色も抜群で、クルージングするだけでも気持ちがいい。愛犬がいるので日帰りがほとんどですが、旅行を兼ねて伊豆長岡の温泉旅館に泊まったこともあります」。
ヤマハマリーナ沼津営業所の中村勇希さんも、「水の透明度が高く、富士山が間近に見える絶景、豊富なクルージングスポットと釣魚が人気を集めています。三方を山に囲まれ、よほどの強風でない限り、出航できます。大型艇の往来もほとんどなく、初心者でも安心して遊べるところもセールスポイントです」と、魅力をアピールしています。
近年は、首都圏在住の大型艇オーナーの保管が増えてきたという同マリーナ。中村さんは、「今後は、クラブ艇も大型化させ、釣りにとどまらないクルージングをはじめとしたボーティングの魅力をアピールしていきたいと考えています」と続けています。
今回、ピックアップされた「ヤマハマリーナ沼津」以外にも、千葉の内房や外房には、首都圏から日帰りで行けるマリーナがあります。さらに、1泊2日であれば日本海側にも足を伸ばすことができ、そのエリアならではの特色あるシースタイルを楽しめるホームマリーナが存在しています。
また、東北地方にも間もなく新たなホームマリーナが誕生する予定で、同社では、夏休みの楽しみをさらに提案しています。
「ヤマハマリンクラブ Sea-Style」は、全国約140ヵ所のマリーナで豊富なラインナップのボート、ウェーブランナー(水上オートバイ)がレンタルできます。マリンスポーツに興味のある方は、ホームページをチェックしてみてはいかがでしょうか。
(塚田勝弘)
【関連リンク】
ヤマハマリンクラブ Sea-Style
https://sea-style.yamaha-motor.co.jp/