■3ドアの「90(ナインティ)」、5ドア「110(ワンテン)」も2023年モデルにスイッチ
すでにお伝えしたように、本格オフローダーのDEFENDER(ディフェンダー)に、8人乗りで「2+3+3」というシート配列となる「130(ワンサーティ)」が加わり、従来から設定されている3ドアの「90(ナインティ)」、「110(ワンテン)」のラインナップが拡充されています。
2022年6月7日(火)、ディフェンダーの2023年モデルの受注がスタートしました。
目玉は、前述した新タイプの「130」。リヤオーバーハングを340mm延ばすことで、8名の乗車定員を実現。3列すべてがゆとりのある足元、頭上空間を確保したとしています。
キャビンは、標準のパノラミックガラスルーフに加え、3列目頭上にも2つ目のサンルーフが備わり、明るい室内と高い開放感に寄与。
すべての乗員がアクセスできる使い勝手のいい収納と、利便性の高い機能が用意され、どのシートに座っても快適な乗り心地が得られるそうです。また、サードシートを起こした状態でも実用的なラゲッジスペースを備え、シートを格納するとさらに広大なスペースが出現します。2列目と3列目のシートを格納すれば、最大2291Lもの広大な容量を確保できます。
搭載されるパワートレーンは、3.0L直列6気筒INGENIUM(インジニウム)ディーゼルエンジン(マイルドハイブリッド、最高出力221kW/300PS、最大トルク650Nm)、2.0L直列4気筒INGENIUMガソリンエンジン(最高出力221kW/300PS、最大トルク400Nm)の2種類。組み合わされるトランスミッションは、8速ATです。
そのほか、サステナブルな新素材のシートの採用もトピックスです。アニマルフリーのノンレザーでありながら、レザーと同様に拭くだけできれいになり、上質なシボ感とソフトでドライな手触りが得られるそうで、高い耐久性も確保。
ウォークアウェイエントリー&ロック機能を備えたキーレスエントリーも標準装備されています。リモコンキーを携行し、1.5m以内に近づくと自動的にロックが解除され、1.5m以上離れると自動的にロック。
そのほか、空気清浄システムプラス(ナノイーX、PM2.5フィルター付)もディフェンダーに初採用されています。「ナノイーXテクノロジー」との組み合わせにより快適な車内環境を確保できます。CO2マネジメントとPM2.5キャビンエアフィルターが車内外の空気を監視し、調整する機能を備えています。スマホからも遠隔操作が可能で、乗る前から快適な車内環境を実現。
さらに、「130」の導入記念モデルとして、特別仕様車の「DEFENDER 130 LAUNCH EDITION」が、限定30台で同日からから7月10日(日)までの期間限定でオーダー可能になっています。上質なウィンザーレザーを使ったインテリアが特徴で、14ウェイ電動フロントシート(ヒーター&クーラー、メモリ、4ウェイマニュアルヘッドレスト付)、「コールドクライメートパック」などが備わります。パワーユニットは、マイルドハイブリッド技術が採用された3.0L直列6気筒「INGENIUM(インジニウム)」ディーゼルエンジン。ボディカラーは「フジホワイト」、「セドナレッド」、「カルパチアングレイ」の3色です。なお、30台を超えると抽選販売になります。
なお、カタログモデルを含めたボディカラーは、「フジホワイト」、「サントリーニブラック」、「ユーロンホワイト」、「アイガーグレイ」、「パンゲアグリーン」、「ゴンドワナストーン」、「タスマンブルー」、「ランタオブロンズ」、「ハクバシルバー」、「セドナレッド(130のみ)」、「カルパチアングレイ」、「シリコンシルバー」。
5人乗りの3ドア、5ドア(5人乗り、7人乗り)、5ドアでストレッチ版ともいえる8人乗り(130)も加わったディフェンダー(2023年モデル)。「DEFENDER 130 LAUNCH EDITION」も含めて大人気になるのは間違いないでしょう。
●価格
「DEFENDER 90」
・2.0Lガソリンエンジン搭載モデルのみ
597万円~880万円
「DEFENDER 110」
・2.0Lガソリンエンジン搭載モデル
674万円~902万円
・3.0Lディーゼルエンジン搭載モデル
805万円~1234万円
「DEFENDER 130」
・3.0Lディーゼルエンジン搭載モデル
1041万円~1364万円
「DEFENDER 130 LAUNCH EDITION」
・3.0Lディーゼルエンジン搭載モデル
1207万8000円~1245万8000円
(塚田 勝弘)