ゼネラル・モーターズとプジョー・シトロエンが提携

General Motors Chairman and CEO Dan Akerson (left) with PSA Peugeot Citroën Chairman of the Managing Board Philippe Varin

GMとPSAプジョーシトロエンが、長期的な戦略を視野に入れたグローバルな提携を発表しました。

このアライアンスの効果・目的として示された内容は大きく2つ。

まずは車両プラットフォーム、コンポーネントとモジュールの共有化。
もうひとつが、グローバルな購買JVの創出。

日本でも話題のシボレー・キャプティバ(試乗記はコチラをクリック)をはじめグローバルな製品展開をすすめるGMの購買力やスケールメリットがPSAプジョー・シトロエンにどう変えていくのでしょうか。

また現時点でのPSAプジョー・シトロエンのアライアンス、たとえば三菱自動車からのOEM供給やBMWとのエンジン共同開発がどのような影響を受けるのか。ニュースリリースではSUVについての共通プラットフォーム化が記されていますから、三菱自動車からOEM供給しているSUV(プジョー4007、シトロエンCクロッサーなど)は、将来的にGMとの兄弟モデルとなると予想されます。

この提携が、世界の自動車業界再編のきっかけになるとすれば、まだまだ大きな動きがあるかもしれません。




(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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