BMW 8シリーズがマイナーチェンジ。スポーティなM Sportバンパーやホイールを標準化

■上質かつスポーティな新グレードの「Exclusive M Sport」を設定

BMWの最上級クーペである8シリーズが2022年3月23日(水)にマイナーチェンジを受けました。今回のメニューは、内外装のデザイン変更や新モデルの「Exclusive M Sport」の設定などが柱となっています。

BMW 8シリーズ
マイナーチェンジを受けたBMW8シリーズ
BMW 8シリーズ
8シリーズのインテリア

エクステリアは、スポーティなM Sportバンパーやホイールが全車に標準装備されています。よりスタイリッシュなフロントバンパーに刷新され、光源を持つイルミーネーテッドグリルを備えることで、存在感を増しています。

インテリアには、大型の12.3インチのセンターディスプレイが備わり、先進性と使い勝手が向上。ドアスイッチ部がシルバーで加飾されたことで、上質感も高まっています。

BMW 8シリーズ
グランクーペに備わるパノラマガラスサンルーフ

新グレードの「Exclusive M Sport」は、20インチのアルミホイールをはじめ、2トーンカラーの「メリノ・レザーシート」、ハンドクラフトのクリスタル製シフトノブ、パノラマガラスサンルーフ(グランクーペのみ)が標準で備わります。スポーティかつラグジュアリーな世界観を楽しみたい人に最適な仕様です。

パワートレーンは、ガソリンとディーゼルが設定されています。

前者は最高出力340PS(250kW)/5000rpm・最大トルク500Nm/1600-4500rpmを発揮する高効率な3.0Lの直列6気筒BMWツインパワーガソリンターボ。組み合わされるトランスミッションは、ダイナミックな走りを実現する8速ATとなっています。

BMW 8シリーズ
クーペモデルのエクステリア

後者は、3.0L直列6気筒BMWツインパワーディーゼルターボで、最高出力319PS(235kW)/4400rpm・最大トルク680Nm/1750-2250rpmという圧倒的な分厚いトルクを誇ります。こちらにも高効率でダイナミックな走りを引き出す8速ATが組み合わされています。

そのほか、高性能3眼カメラ&レーダーを使う先進安全装備は、渋滞時ハンズオフ機能をはじめ、衝突被害軽減ブレーキ、ストップ&ゴー付アダプティブクルーズコントロール、レーンキープアシスト、ペダル踏み間違い急発進抑制機能などを含む「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」を標準装備。

BMW 8シリーズ
オープンドライブが楽しめるスポーティなカブリオレ

さらに、標準の「パーキング・アシスタント」には、35km/h以下で直前に前進したルート最大50mまでを記憶し、同じルートをバックで正確に戻ることが可能な「リバース・アシスト」も備わり、狭い道でのすれ違い時などに重宝します。

インフォテイメントシステム、最新のユーザーインターフェイスも備わっています。

コネクティビティの「BMWコネクテッド・ドライブ」をはじめ、会話のような音声操作が可能な「BMW Intelligent Personal Assistant」、話しかけるだけで天気予報やニュースの確認、音楽ストリーミングの再生などが可能な「Amazon Alexa」なども搭載されています。

BMW 8シリーズ
グランクーペのエクステリア

マイナーチェンジでもラインナップは、クーペ、カブリオレ、グランクーペが引き続き設定されていて、最上級モデルにふさわしい風格や走りを享受できます。

●ボディサイズ
・クーペ/カブリオレ:全長4855×全幅1900×全高1345mm
・グランクーペ:全長5085×全幅1930×全高1405mm

●価格帯
・クーペ:1228万円〜1403万円
・カブリオレ:1326万円〜1501万円
・グランクーペ:1198万円〜1376万円

塚田 勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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