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■家の中で本格的なドリフトが楽しめる!
ホンダS660の1/1=実車はもう買えないけれど、手のひらサイズの「ネオクラシックレーサー」の販売が、間もなくスタートします。
KYOSHO(京商)とのコラボレーションにより、人気のラジコン「MINI-Z(ミニッツ)」シリーズから、S660 ネオクラシックレーサーが間もなく発売になるのです!
「ネオクラシックレーサー」とは、2019年の東京オートサロンにS660のカスタマイズモデルとして出展され、反響の大きかったホンダアクセスのコンセプトモデル。
参考までに、はじまりは2016年の東京カスタムカーコンテストで最優秀賞を獲得した「Neo Classic Concept」で、2018年にはホンダアクセスがこれをベースとしたカスタマイズキットを商品化。
そこからさらにエアロパーツなどを装着し、よりスポーツテイストが強まるカスタムを施したコンセプトモデルが「ネオクラシックレーサー」というわけです。
一方、MINI-Zは様々なジャンルの本格的なラジコンモデルやミニカーなどを手がけるホビーカンパニー「KYOSHO(京商株式会社)」の主力製品。
「単4アルカリ乾電池でラジコンの最高性能を楽しむこと」をコンセプトに誕生しているそうで、見た目のデフォルメのセンスもクオリティも抜群。
ドリフト好きに向けたAWD(4駆)シャシーやグリップ走行の2駆シャシーがあり、走行スタイルに合ったタイヤなどカスタマイズパーツも豊富。手軽に遊べて、競技にも参加できる奥深さが、子供から大人まで幅広い世代に人気があります。
室内の限られたスペースでも操縦を楽しむことができるので以前から人気があったうえに、このコロナ禍ではおウチ時間に親子で楽しむ方が増えたのだとか。
外出がしにくい状況の中、今回の販売についてはホンダアクセス側にも「お家でお子さんにもぜひドリフトコントロールを楽しんで欲しい」という想いがあり、ユニークなデザインを纏ったS660の制作に踏み切ったのだそうです。
●ちっちゃなボディにネオクラシックレーサーのディテールを再現
そんなMINI-Zですが、これまでもホンダ車としては、昨年販売を終了した5代目シビック タイプRや新旧NSX、スーパーGT参戦マシンのレイブリックNSX、マニア受け必至!? の栃木県警高速機動仕様のNSXなどが存在していました。
今回はそのラインナップに、新たに「ネオクラシックレーサー」が加わることになるわけです。
MINI-Zの「ネオクラシックレーサー」は1/27スケールのAWDモデル。手のひらサイズのソレはコンセプトモデルがモデルになるわけで、そもそも凝った造形をMINI-Zでリアルに再現することにこだわったそうです。
たとえばオーバーフェンダーのビスのひとつひとつやボンネットを留めるベルト、実際に点灯するライトやそのまわりを含むフロントマスクやホイールなど、どれも丁寧な造り込みがされており、そのデザインと品質だからこそ、リアルな「ネオクラシックレーサー」の世界感がMINI-Zでも味わえそう。
余談ですがホンダアクセス本社ロビーにはウェルカム的にこの実物の「ネオクラシックレーサー」が展示されていて、リアルモデルを見たあとでも納得のクオリティでした。
1/87スケールのミニカーをうんと沢山コレクションしている筆者としては、1/27スケールという小さなラジコンはかなりキュンです。コンセプトカーという芸術性優先のモデルゆえ、飾っておくだけでも映えるのではないかと思います。
●すでに先行予約を開始。発売は4月29日!
今回は「ネオクラシックレーサー」はサンプルが少なく万が一のことを考えNSXでMINI-Z体験も少しだけさせていただきました。
ホンダ アクセスさんの会議室の一角に仕立てられたコースでNSXを走らせてみたのですが、加速もコーナーリングもコントローラーのミリ単位の操作に対し応答遅れもなく反応するマシンに感動…いや四苦八苦(苦笑)。
未体験の方は、MINI-Zが小さいからって子供だましのオモチャではないという「性能の高さのギャップ」をぜひ体感してみてください。
アフターパーツなども豊富ゆえ、「凝り性の方はご注意ください」的レベルと言えるのではないでしょうか、ウッシッシ。
MINI-Zシリーズ「ネオクラシックレーサー」はコントローラーとモデルがセットになったレディセットを4月29日(金)に発売(税込定価:2万5300円)。取り扱いはホンダアクセスの公式オンラインストアかPayPayモール店のみだそうです。
実は1月14日からすでに先行予約は始まっています。こちらは予約特典として先着順で数量限定の専用ディスプレイケースがもらえるそうです。
実車S660の興奮をMINI-Z「ネオクラシックレーサー」でぜひ!
(文:飯田裕子/写真:井上 誠)